ゴールドマン・サックス、600億円超の「ビットコイン現物ETF」保有が判明
ゴールドマン・サックスがBTC大量保有
米国証券取引委員会(SEC)に提出されるフォーム13F(form13F)にて、米金融大手ゴールドマン・サックスが、4億1800万ドル(615億円)相当のビットコイン現物ETFを保有していることがわかった。
ETF名 | 保有額(百万ドル) | 比率 |
---|---|---|
iShares Bitcoin Trust | 239.00 | 57.0% |
Fidelity Wise Origin Bitcoin | 79.55 | 19.0% |
Invesco Galaxy Bitcoin ETF | 56.19 | 13.4% |
Grayscale Bitcoin Trust | 35.15 | 8.4% |
Bitwise Bitcoin ETF | 8.30 | 2.0% |
WisdomTree Bitcoin ETF | 0.75 | 0.2% |
ARK 21Shares Bitcoin ETF | 0.30 | 0.1% |
合計 | 419.24 | 100.0% |
開示された資料によれば、最大手資産運用会社ブラックロックの提供するビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)」が全体の約57%を占めており、約700万株(2.4億ドル相当)を保有。上位4銘柄(iShares、Fidelity、Invesco、Grayscale)で全体の約98%を占めている。
フォーム13Fは、機関投資家の投資行動を透明化し、市場参加者に重要な情報を提供する役割を果たすものだ。
東京証券市場の「大量保有報告書」と類似した性格を持つ制度であるが、「大量保有報告書」は上場企業の発行済株式の5.0%超を保有した個人投資家を含む大株主に5営業日以内の書類提出を義務付けているのに対し、「フォーム13F」の提出義務は1億ドル以上の米上場証券を運用する機関投資家に限られる。
ただし、フォーム13Fは四半期末から45日以内の提出となっており、今回開示されたのは、6月30日時点のポジションである。最新の保有状況とはタイムラグが生じるため、当時保有していたビットコイン(BTC)をすでに売却しているか、8月14日現在まで保有し続けているかは定かではない。
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