コインベース、仮想通貨ビットコインの代替資産「cbBTC」をローンチ

イーサリアムとベースチェーンでローンチ

暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースは12日、8月に予告していたcbBTCトークンをイーサリアムおよびベースチェーン上で12日に展開した。

cbBTCとは、現物ビットコイン(BTC)に裏付けられたERC20基準のトークンで、イーサリアム上でビットコインのユニットを代表するものだ。

ビットコインをイーサリアムエコシステムに取り入れることで、ビットコインのDeFi活動を拡大することを狙っている。ローンチ時点で、cbBTCをサポートするdAppsには、DEXのAerodrome、Curve、レンディングプロトコルのAave、Compound、Morpho、クロスチェーンスワッププラットフォームのDeBridgeなどがある。

cbBTC(Coinbase Wrapped BTC)の発行方法は、コインベース口座からイーサリアムやベース上のオンチェーンアドレスにビットコインを送ると、その資金が自動的に1:1でcbBTCに変換される仕組みとなっている。逆に、オンチェーンのcbBTCをコインベースのアカウントに送信すると、1:1でBTCが償還される。

イーサリアムブロックチェーンには、既にBitGoが発行するWBTCという最大規模のビットコイン代替資産が存在するが、cbBTCはこれと競合する形となる。

BitGoが香港拠点のBiT Global(トロン創設者のジャスティン・サン氏との関わりがある)との新たなカストディ提携計画を8月に発表した後、コミュニティからの反発を受けた。その結果、コインベースは独自のcbBTCを立ち上げた。

実際、BiT GlobalとBitGoの提携が発表された後、大手DeFiプロトコルSky(旧:MakerDAO)はWBTC担保による貸し出しを停止している。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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