はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

コインベースのBase「オンチェーンサマー」が急成長、7億円超の収益

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

オンチェーンサマーの規模が急拡大

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが開発したL2ネットワーク「Base」は10日、今年開催された夏のマーケティングイベント「オンチェーンサマー」についての報告を行った。

3か月間のイベント期間中に、200万を超えるユニークウォレットが参加し、クリエイターに500万ドル(7億円)以上のNFTミント(発行)収益がもたらされたと述べている。参加ウォレット数は去年の8倍に増加していた格好だ。

「オンチェーンサマー」は、Baseのネットワーク上でオンチェーンの音楽、アート、ゲームなどが披露されるフェスティバル。クリエイターや開発者が、Baseブロックチェーンの可能性を探索するイベントだ。

6月に、Stripe、Shopify、Aerodromeその他と共に開催されたオンチェーン・ハッカソンでは世界中から7,500人以上の開発者が参加。最終的に提出されたプロジェクト数は1,250件以上で、開発者への賞金は300 ETH(時価1億円相当)以上にのぼった。

また、NFT(非代替性トークン)ブランドの「Doodles(ドゥードゥルズ)」は、限定版のコレクターズアイテムやカイル・リッチなどのアーティストをフィーチャーした「Dullsville and the Doodleverse」のプレミアに最初にアクセスできる、Doodlesᵗᵛ を立ち上げた。

他に、ゲーム開発大手Atari(アタリ)が、AsteroidsやBreakoutなどの、往年のアーケードゲームをオンチェーン化し、各ゲームの開発者らに、40 ETH (時価1,300万円相当)以上の収益を分配している。その他にも様々なイベントが実施された。

関連Atariの名作ゲームBreakout、イーサリアムL2「Base」でリリース

レイヤー2(L2)とは

「2層目」のブロックチェーンのこと。全ての取引履歴をメインチェーンに書き込むと負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。そこで、取引履歴の一部をオフチェーンやサイドチェーンに記載するようにすることでメインチェーンへの負荷軽減や処理速度向上を期待することができる。

▶️仮想通貨用語集

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

Base好調の理由は?

Baseはイーサリアム・レイヤー2ネットワークで、「オプティミズム(OP)」が提供するL2技術群「OP Stack」を利用して構築されている。

現在の預かり資産残高(TVL)は61億ドル(約8,700億円)で、L2の中では、首位アービトラム・ワンの135億ドル(約1.9兆円)に続く2位だ。Baseの市場シェアは約18%、アービトラム・ワンは約40%である。

Baseは特に今年の春以降、急成長しているところだ。背景の一つとしては、BRETT、DEGEN、TOSHIなどのミームコインが若いユーザーの間で人気となっていることが挙げられる。

関連「分散型ソーシャルメディアなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析

関連ミームコインの平均寿命は1年、これまでに9割上が消滅=レポート

関連ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、BONKをDEXで購入する方法

また、仮想通貨取引所コインベースのプラットフォームから、Baseへトークンを移動させることが簡単であることも、DeFi(分散型金融)に参加するためのハードルを低くして、多くの個人投資家をBaseに呼び込んでいるとみられる。

Baseは、すでに取引手数料を大幅に引き下げるイーサリアムEIP-4844を適用しているが、今後さらにスケーリングを向上させるPectraアップグレードも計画している。

なお、Web3ソーシャルファイ「Friend.tech」もBaseのユーザー活動を牽引していたものの、同プロジェクトは5月にBaseを離脱する可能性を示唆し、トークン価格が急落。

The Blockが今月8日に伝えたところによると、ユーザー活動の低下を受けて開発者がスマートコントラクトの管理権を放棄し、事実上閉鎖された模様だ。

関連イーサリアム、ビットコイン建の価値が21年4月以降最低水準に CryptoQuantが要因を分析

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ゲンスラーSEC委員長退任に高い関心
今週は、イーロン・マスク氏に対するドージコイン訴訟の取り下げ、国民民主党の玉木代表による仮想通貨減税要望、米SECゲーリー・ゲンスラー委員長の退任確定に関するニュースが最も関心を集めた。
11/23 土曜日
11:30
XRP・SOLOなど高騰、トランプ新政権でリップル技術採用への期待高まる
米SECのゲンスラー委員長が2025年1月に退任することが発表され、過去4年間の厳格な仮想通貨規制からの転換期待からXRPの価格が高騰している。
10:50
米仮想通貨業界団体、トランプ新政権に5つの優先事項を提案
米ブロックチェーン協会が次期トランプ政権に仮想通貨の取り組みにおける優先事項を提案した。SEC新体制など5つの項目を掲げている。
10:20
トランプ次期米大統領、仮想通貨支持派のベセント氏を財務長官に起用する方向
ドナルド・トランプ次期米大統領が、親仮想通貨のヘッジファンド経営者のスコット・ベセント氏を財務長官に起用する方向で最終調整に入っていることが、ブルームバーグなど複数のメディアの23日の報道で明らかになった。
08:40
独保険最大手アリアンツ、マイクロストラテジー転換社債の25%取得
ドイツ最大の保険会社アリアンツが、米マイクロストラテジーが発行した26億ドル規模の2031年満期転換社債の約25%を取得した。ビットコインを間接的に保有することになった。
07:55
L1アルトコイン、米大統領選後に価格が急上昇
仮想通貨を分析するCryptoQuantは、L1アルトコインの価格が米大統領選後に上昇していると報告。この価格上昇は、現物取引の出来高を伴っていると指摘している。
06:45
米マラソン、転換社債販売で1500億円を調達 5771BTCのビットコインを取得
ビットコインをさらに買い増し 米マイニング大手のMARA Holdings(マラソン)は23日、2030年満期のゼロクーポン転換社債10億ドル(1500億円)の発行を完了し、そ…
11/22 金曜日
20:30
XRPのETF承認はどうなる?市場価格への影響を分析
トランプ次期政権下でのXRP現物ETF承認の可能性を詳しく解説。SEC委員長交代や規制緩和への期待、市場への影響を専門家の見解とともに分析。ビットコイン、イーサリアムに続く承認タイミングと価格への影響を予測します。2025年のXRP市場展望を徹底解説。
15:00
仮想通貨XDC(XDC Network)の買い方と将来性は?
ハイブリッド型ブロックチェーンを採用する仮想通貨XDCの特徴や将来性を解説。SBIとの提携や買い方、リスクについても詳しく紹介します。
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧