マイクロストラテジー、ビットコインの追加購入を計画 700億円調達して一部を使用へ

ビットコイン追加購入を計画

米上場企業マイクロストラテジーは16日、7億ドル(約984億円)の転換社債を発行し、資金調達を行う計画を発表した。

今回調達する資金はまず、既存の担保債券における5億ドル(約700億円)の返済に使うと説明。そして、その残りを暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の買い増しや事業に使うと述べている。一方で、金利など市場の状況や他の要因によっては、資金調達を実施しないこともありえるとした。

今回の転換社債は、証券法に基づいて適格機関投資家と判断できる人々に私募で販売する。また、最初の購入者には、指定期間内であれば追加で最大合計1億ドル(約147億円)分の転換社債を買える権利を付与する予定であるとも説明した。

社債の満期は、早期の買戻し・償還・転換が行われない限り、2028年9月15日。この社債は半年ごとに利息が支払われ、現金、同社の株式、またはその両方に転換される仕組みである。

マイクロストラテジーの株価は年初来で94%超上昇。前年比では288%超も上がっている。

同社は、ビットコインの買い増しなどに使う目的で、これまでも同様の資金調達を繰り返してきた。今年3月には転換社債を発行することで2回資金調達を行っている。

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マイクロストラテジーの動向

マイクロストラテジーは、2020年8月から大規模なビットコイン購入を開始。その後、社債などを発行して資金調達をしつつ、大規模なビットコイン買い増し戦略を続けてきた。

最近では先週13日に、1万8,300BTCを11.1億ドル(約1,564億円)で購入したことを発表。この購入で、同社のビットコイン保有数は24万4,800BTCに達した。

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マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、ビットコインに対して非常に強気な人物である。今月9日には「CNBC」の金融番組で、21年後にはビットコインの価格が1BTCあたり1,300万ドル(約18億円)に達すると予想していると述べていた。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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