ビットコインの通算収益率は1億%超え、損は3ヵ月のみか
- ビットコイン、損するのは3ヵ月のみか
- 2019年に入り130%ほどの上昇率を記録したビットコインはこれまで122ヵ月で利益をあげてきたとされる。複数仮想通貨アナリストは通算収益率を踏まえ今後の局面を示唆。
損するのは3ヵ月のみか、ビットコインの長期的利益集計
ビットコインは2018年末における「仮想通貨の厳冬」を過ぎ、2019年に入ってすでに130%ほどの上昇を記録している。
2009年にジェネシスブロックの生成によって誕生したビットコインはこれまでの歴史では、通算125ヵ月の値動きスパンとなる。こんな中、実際ビットコインを買い、含み損・実際の損失を記録したのはたったの3ヵ月だとされている。
このスパンにおいて、トレードにおける8年間で約1億9400万%の上昇率とも換算できる。
人気仮想通貨アナリスト「Bitcoin Birch」氏は「ビットコインは現在まで125ヵ月のスパンを持っているものだ。中の122の月にビットコインを買い、保有していたとしたら、すでに利益を出している。」と述べている。
ここでいう3ヵ月は2017年末〜2018年始のバブル最盛期である12月、1月、2月である。
未だ投資家・トレーダーに鮮明な記憶として残っているバブル最盛期において、2017年12月に2万ドルを超えたが、1月までに9700ドル台まで暴落した。また2月には6000ドル台まで落ちたのち、1万ドル台まで反発した。
この3ヵ月の間ではいわゆるFOMO心理が非常に強く、多くの投資家は暴落を受け、パニックセールをしていた期間であった。実際この3ヵ月後に購入すれば3月の1万ドルへの反発などで利益を得ていたともされている。
なおビットコインの年足チャートで見る長期的上昇率は、1億9400万%+となる。2014年と2018年だけマイナスの年だった。
もう1人の人気アナリスト「paTo」氏は「ここ8年間、ビットコインは年足チャートをみれば、二つの赤いキャンドルのみだ。」と、ビットコインの長期的アップトレンドを示している。
2014年のベアマーケット後の3年間(2017年末まで)の上昇との比較では、2018年のベアマーケットが非常に類似しており、なお現在キャンドルがすでに2018年の半分以上を上回っているため、中長期的ブルマーケットへの突進だと多くのアナリストに指摘されている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します