はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン現物ETF、投資顧問会社が1.5兆円保有 イーサリアムETFにも関心広がる 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

機関投資家によるBTC現物ETF参入状況

米国の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)現物ETF(上場投資信託)を保有する機関投資家のカテゴリーで、現在、投資顧問会社が最大となっている。ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏が4日に指摘した。

また、イーサリアム現物ETFの保有状況についても報告があった。

これは、米証券取引委員会(SEC)に四半期ごとに提出される報告書「13F様式」の提出を受けたものだ。一定規模以上の機関投資家は、この様式で保有している株式などの情報を開示する。

出典:エリック・バルチュナス氏

バルチュナス氏の提示した集計によると、投資顧問会社は、総額102億8,000万ドル(約1.5兆円)相当にあたる124,753BTCを保有。その次はヘッジファンド・マネージャーで、69億ドル(約9,900億円)相当にあたる約83,934BTCを保有している。

三位がブローカー、四位が持ち株会社、五位が政府、六位が銀行と続いているところだ。

機関投資家からの関心が広がると共に、政府や銀行など多様な主体が投資家として参加していることが伺える。

バルチュナス氏は、こうした機関投資家は12銘柄のビットコイン現物ETF総運用資産の20%を占めているが、今後、特に証券会社による採用が進むにつれて「35~40%にまで上昇する可能性がある」と意見した。

これまでに、米国ではウィスコンシン州、米ニュージャージー州ジャージーシティなどがビットコイン現物ETFを購入していることが明らかになっている。米国政府や自治体のビットコイン現物への直接投資については、まだ始まっていないが、ETFを通じた間接投資は先行している格好だ。

関連:運用額9兆円のビットコインETF『IBIT』、米ETFランキング5位に急浮上

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。

イーサリアム現物ETFの状況

もう一人のブルームバーグのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏は、イーサリアム(ETH)ETFの保有者についてカテゴリ別の保有割合を示した。

ビットコイン同様、投資顧問会社が最大の保有者で、5億8,200万ドル(約835億円)相当の320,089ETHを保有。次がヘッジファンド・マネージャーで2億4,400万ドル(約350億円)相当の134,469ETHを保有している。

出典:ジェームズ・セイファート氏

さらに、ブローカー、プライベート・エクイティ投資会社、持ち株会社と続く。ビットコインと異なるのは、政府が保有者の中に挙げられていないことだ。

機関投資家によるイーサリアム保有量は約11億ドル(約1,580億円)に達しており、ビットコインだけではなくイーサリアムへも関心が高まっていることが伺える。

関連:イーサリアム投資商品、先週に約460億円の資金が純流入 センチメント改善が鮮明に=CoinShares

関連:イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/27 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|サトシ・ナカモトのBTC資産推定額に高い関心
今週は、サトシ・ナカモトのものとされるビットコイン保有資産、日本ブロックチェーン協会のアンケート結果公表、トランプ政権の仮想通貨政策報告書公表計画に関するニュースが最も関心を集めた。
07/26 土曜日
14:45
ビットコイントレジャリー企業メタプラネット、米国に持株会社を設立
メタプラネットが米フロリダ州に持株会社を新設する。ビットコイントレジャリー企業としての国際展開を支える動きだ。デリバティブ事業の新子会社も計画している。
14:15
キヨサキ氏、ビットコインをETFで持つことに注意促す
金持ち父さん著書のロバート・キヨサキ氏が仮想通貨ビットコインETFの注意点を指摘した。現物保有とETFの違いを認識することが大切だと意見している。
13:25
「インターネット金融市場の中枢に」ソラナ創設者が新たな構築計画を発表
仮想通貨ソラナ創設者らが24日、インターネット金融市場ロードマップを発表。アプリケーション制御実行技術ACEで取引順序制御を可能にし、従来型取引所に匹敵する性能実現を目指す。
11:05
シティ、ビットコイン13.5万ドル予測 その根拠は?
シティグループがビットコイン年末目標価格13万5000ドルを発表。ETF資金流入とネットワーク価値分析に基づく評価モデルで、仮想通貨市場の成長を予測。
10:02
仮想通貨市場に夏枯れ相場到来か Matrixport最新予想
仮想通貨サービス企業Matrixportが夏の市場停滞を予測している。ビットコイン、イーサリアムなど主要アルトコインは米クリプトウィーク後に脆弱性が上昇すると述べた。
09:10
「ETHが最大6カ月間はBTCのパフォーマンスを上回る可能性」ノボグラッツ
ギャラクシーのノボグラッツCEOは、仮想通貨イーサリアムは今後3カ月から6カ月の間ビットコインをアウトパフォームする可能性があるとの見方を示した。イーサリアムの強気要因を説明している。
08:25
「4年周期は終焉」ビットワイズCIOが示す仮想通貨市場の変化とは
ビットワイズのマット・ホーガンCIOが25日、仮想通貨の4年周期が終わったと分析。ETF成長や機関投資家の参入、規制進展などの長期要因が従来の周期を圧倒し、2026年も好調な相場が続くと予想している。
07:00
ギャラクシー・デジタル、1.3兆円相当のビットコイン売却を完了 サトシ時代投資家の利益確定
デジタル資産大手ギャラクシー・デジタルが25日、サトシ時代投資家の代理で8万BTC超(90億ドル相当)を売却したと発表。仮想通貨史上最大規模の取引の1つで、投資家の資産戦略の一環として実行された。
06:25
M2拡大でETH価格も上昇か? 8000ドル予測にエリック・トランプも賛同
仮想通貨アナリストのテッドピローズ氏が25日、イーサリアムがグローバル流動性に追随しM2マネー成長と比較して8000ドル超で取引されるべきと分析。エリック・トランプ氏も同意を示し、別のアナリストは1万ドル到達を予想している。
05:55
テスラ、ビットコインを売らなければ50億ドルの価値に=CNBC報道
CNBCによると、テスラが2022年に保有ビットコインの75%を売却した結果、その後の価格急騰で数十億ドルの機会損失となった。現在の保有資産は12億4000万ドルだが、継続保有していれば50億ドル相当に達していたと推定される。
07/25 金曜日
17:30
米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説
本記事では、仮想通貨などに関する米Web3の制度整備や企業参入を俯瞰します。トランプ政権下で進む制度整備の目的や主要法案、注目領域、日本との違いについて解説しています。
17:00
Web3の大衆化目指すLINE NEXT、「LINEのMini Dappエコシステム」をテーマに専用ブースを用意|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、LINE NEXTがWeb3事業に進出した理由とは。Mini Dappプラットフォームで実現する新たなユーザー体験、WebX 2025での取り組みをCSOが語る。
16:30
米ソラナETF「SSK」、JitoSOL統合でステーキング利回りを強化へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の、米国初のステーキング現物ETF「SSK」が、ポートフォリオにJitoSOLを組み入れ。高利回りのリキッドステーキングに証券口座からアクセス可能になる。
15:30
暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
MEXCの概要 暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧