WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

クラリティー法案マークアップ目前 米銀行協会CEO、ステーブルコイン報酬条項に修正要求

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 銀行6団体、第404条修正要求
  • マークアップは5月14日実施

銀行協会が反発

米CNBCの報道によれば、米国銀行協会(ABA)のロブ・ニコルズ会長兼CEOは5月10日、加盟銀行のCEO宛に書簡を送付し、米上院銀行・住宅・都市問題委員会が5月14日に予定する仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」のマークアップ採決を前に、上院議員への即時の働きかけを要請した。

ニコルズCEOは現行の法案文言ではステーブルコインに対する「利回り類似報酬」を十分に阻止できず、銀行預金の流出による経済成長と金融安定への脅威となると指摘した。

ニコルズCEOは書簡で、加盟銀行CEOおよびその従業員に対し、ABAのグラスルーツ・ウェブサイトを通じて州選出上院議員へ書面を送付し、または電話による働きかけを行うよう求めた。5月8日には、ABA、米銀行政策研究所、コンシューマー・バンカーズ・アソシエーション、フィナンシャル・サービシズ・フォーラム、独立コミュニティ銀行協会、ナショナル・バンカーズ・アソシエーションの計6団体が連名で、銀行委員会のティム・スコット委員長およびエリザベス・ウォーレン筆頭民主党議員に書簡を送付し、利回り条項の追加修正を求めていた。

論点となっているのは、トム・ティリス上院議員とアンジェラ・アルソブルックス上院議員が5月2日に公表した妥協案である。同案は「対象当事者」が米国顧客に対し、ステーブルコイン保有を理由に利息や利回りを支払うこと、または利付銀行預金の利息支払いと経済的・機能的に同等な支払いを行うことを禁止する一方、適法な活動に紐づく「活動連動型または取引連動型の報酬およびインセンティブ」は禁止対象外としている。

コインベースの最高法務責任者ポール・グルワル氏はこの妥協案を支持しており、銀行業界6団体は文言が不十分で抜け穴を残すと反論している。

関連記事:米上院銀行委員会、クラリティー法案を5月14日にマークアップ予定

米上院銀行・住宅・都市問題委員会が5月14日の正式会合で注目の「クラリティー法」のマークアップを実施する予定だ。利回り条項は妥協済みだが、トランプ一族の仮想通貨利益をめぐる倫理条項が新たな焦点に浮上した。

マークアップと倫理条項の攻防

上院銀行委員会は今週14日に正式会合を開きクラリティー法のマークアップを実施する。同法は米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)の間でデジタル資産の監督権限を分割し、証券かコモディティかの分類を明確化、仮想通貨取引所およびステーブルコイン発行体に新たな開示要件を課す内容である。

同委員会は1月にもマークアップを予定していたが、ステーブルコイン報酬の扱いを巡る懸念からコインベースが支持を撤回し、開催直前に延期された経緯がある。

ホワイトハウスの仮想通貨顧問パトリック・ウィット氏は5月11日、X上で2月にニコルズCEOら銀行幹部を協議に招いたが拒否されたと反論した。米ポリティコの記者ジャスパー・グッドマン氏の報道によれば、民主党側はクラリティー法本体への倫理条項組み込みを譲らない方針で、ルーベン・ガレゴ上院議員が4月29日の党内会合で当該方針を示唆し、キルステン・ジリブランド上院議員は先週の「コンセンサス 2026」で倫理条項を含まない法案に民主党議員は賛成票を投じないと明言した。

背景には、ドナルド・トランプ大統領一族の仮想通貨関連事業からの価値を少なくとも14億ドルと推計する米ブルームバーグの報道などがある。

ホワイトハウスのデジタル資産大統領顧問委員会パトリック・ウィット事務局長は「コンセンサス 2026」で、クラリティー法の成立目標日を7月4日の米国独立記念日に設定し、6月中の上院本会議可決および下院との調整というタイムラインを示した。同氏は特定個人や役職を標的とする倫理条項は受け入れない方針を示している。

注視点は、5月14日のマークアップで倫理条項がどう扱われるか、銀行業界団体の利回り条項修正要求が反映されるか、7月4日の成立目標スケジュールが維持されるかの3点となる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/26 金曜日
15:24
ビットマイン、ラッセル1000に本日組み入れ 16万超イーサリアムを追加ステーキング
ビットマイン(NYSE:BMNR)が6月26日には新たに16万480 ETHを追加ステーキングし累計488万ETH(86%)に達した。同社株は同日、ラッセル1000指数へ組み入れられた。
14:33
予測市場ユーザーの6割、DEX未経験 W杯が大衆の入り口に=Bitget Wallet調査
Bitget Walletが公表したポリマーケット利用者85万人超の90日間調査で、アクティブユーザーの約60%がDEX取引経験なしで参入していたことが判明。ステーブルコイン主体の資金流入やアプリ完結型の行動パターンが明らかになった。
14:00
米下院民主党、AI自動取引の規制巡りSECに質問状
進化を急速に遂げるAIエージェントによる株式や仮想通貨資産の自律取引サービスが拡大する中、米下院民主党議員8名がSECに対し、証券会社やAI企業の法的責任が曖昧なままになっている現状に警鐘を鳴らす書簡を送った。
12:55
ユーロポール、国際作戦で仮想通貨盗むマルウェア摘発 約75億円相当を凍結
ユーロポールが国際作戦「オペレーション・エンドゲーム」を展開し3種のインフォスティーラーのインフラを取り締まった。仮想通貨約75億円を凍結し注意喚起している。
12:16
ビットコインのオプション市場、下落への備えが歴史的高水準に
アンカレッジ・デジタルのリサーチ責任者が、ビットコインのオプション市場を3つの取引市場にわたって分析したレポートを公開した。下落への備えコストが過去5年間でも上位に入る水準に達しており、2026年は約半分の取引日で「今週の方が来月より危険」という異常な状態が続いていると報告している。
11:08
シャープリンク、約8ヶ月ぶりイーサリアム購入を再開 5000ETH取得
イーサリアムのトレジャリー企業シャープリンクが26日、約8ヶ月ぶりにETH購入を再開し5,000ETHを取得した。22日には非営利組織Ethlabsへの出資と約7,500万ドルの株式調達も発表。ETH積立戦略を強化する同社の最新動向を解説する。
10:25
ビットコイン急落し21カ月ぶり安値更新、メジャーSQ前に大荒れ|仮想NISHI
*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(
10:15
米インベスコ、ステーブルコイン準備金ファンドをSECに申請
インベスコが米SECにステーブルコイン準備金運用特化のMMF設立を申請した。ブラックロックやステートストリートなど大手も参入し、準備金ファンド市場の競争が激化している。
09:40
スタンダードチャータード、AAVE目標価格を3500ドルと設定
英大手銀行スタンダードチャータードがアーベの分析を新規カバレッジし、2030年末の目標価格を現在値から約50倍の3,500ドルに設定。DeFi資産の37倍成長とトークン化RWAの拡大を根拠に段階的な価格上昇を予測。
09:37
ポリマーケット、サイト侵害で約4.8億円流出 全額返金へ
予測市場のポリマーケットが外部ベンダーのハックを経由したサイト侵害を受け、約300万ドル(約4.8億円)相当の仮想通貨が流出した。被害は15件未満のアカウントにとどまり、同社は全額返金を表明。2ヶ月で2件目のセキュリティインシデントとなる。
08:12
Baseチェーン、ブロック生成で約3時間の障害発生 現在は復旧
仮想通貨取引所コインベース支援のイーサリアムL2「Base」は、一時的にブロック生成で障害が発生。その後、ブロック生成は通常通り行えるようになっている。
08:00
クラーケンのAave(アーベ)出資交渉報道、創設者は割引売却を否定
仮想通貨取引所クラーケンがDeFiプロトコル「アーベ」の株式15%取得に向け交渉中だと報じられた。投資規模は約7,100万ドルとされるが、アーベ創設者のクレチョフ氏はXで一部の報道内容を否定。
07:20
米クラリティー法案、7月採決が正念場に
米国の仮想通貨市場構造を定めるクラリティー法案について、上院では7月13日から8月7日の約4週間が本会議採決の事実上の最終機会となっている。倫理条項や違法資金対策をめぐる交渉が続く中、議員・業界・記者それぞれが見通しを語った。
06:25
マルチコインがHYPE目標価格319ドルを提示、2028年までに5倍上昇と予測
米投資会社マルチコインキャピタルは25日、ハイパーリキッド(HYPE)の分析レポートを公開し、2028年に1トークンあたり約319ドルに達するとの試算を示した。同社は今年2月からHYPEを積極的に購入しており、流動性ファンドの最大規模のポジションとなっている。
05:45
中国著名ビットコインマイナー、BTC底値を2026年末に4.2万ドルと予測
中国の著名ビットコインマイナー、江卓爾氏が2026年10〜12月にBTCが42,000〜44,000ドルで底を打つと予測。ストラテジーのmNAVが前回底値に接近したことを根拠に、4年周期モデルによる見通しを示した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧