WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムDAT企業シャープリンク、2026年1Qは純損失1100億円相当

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 87万2,984ETHを保有
  • 売上高は1,210万ドルに拡大

ETH保有拡大

米ナスダック上場のシャープリンクは5月11日、2026年3月期第1四半期(1〜3月)決算を発表した。ETH保有量は3月31日時点で約87万821枚、5月4日時点で87万2,984枚に達し、2025年6月2日に開始した能動的ETH財務戦略の継続的な成果を反映して売上高は前年同期の70万ドルから1,210万ドルへと大幅に拡大した。

一方、純損失は6億8,560万ドル(前年同期は100万ドル)となった。

純損失の主因は、第1四半期のETH市場環境に伴う未実現評価損5億670万ドルと、リキッドステーキングETH(LsETH)の減損1億9,170万ドルである。ETHからLsETHへの転換および償還、インセンティブ・リベートによる実現益1,200万ドルが一部を相殺した。

シャープリンクは、未実現損失および減損は米国会計基準(US GAAP)上の評価処理であり、保有ETHの実現経済的損失や保有枚数の減少を意味しないと説明している。

出典:Sharplink

シャープリンクは2025年6月にETHを主要財務準備資産と定めて事業の軸足を転換し、コンセンシスとの戦略的提携を基盤に資本調達を進めてきた。2025年12月期通期決算では7億3,460万ドルの純損失を計上し、ETH保有量は2026年3月6日時点で上場企業のETH保有量として世界第2位となっていた。今回の四半期決算では、保有量がさらに拡大した。

関連記事:ETH保有企業シャープリンク、2025年通期に約1160億円の純損失を計上

米ナスダック上場のシャープリンク(SBET)が2025年通期決算を発表し、イーサリアム価格下落に伴う評価損と減損を主因に7億3,460万ドルの純損失を計上した。一方でステーキング収益は急拡大し、機関投資家の保有比率も大幅に改善。

ファンド設立と収益指標

シャープリンクは5月9日、ギャラクシー・デジタルとの間で、約1億2,500万ドル規模の「ギャラクシー・シャープリンク・オンチェーン・イールド・ファンド」設立に関する非拘束的な覚書(MOU)を締結した。

ギャラクシー・デジタルの5月11日発表によれば、ファンドは数週間以内の立ち上げを予定し、コミットメントの内訳はシャープリンクのステーキング済みイーサリアム財務から1億ドル、ギャラクシーから2,500万ドルとなる。

ギャラクシーが運用マネージャーを務め、分散型金融(DeFi)流動性プロトコルおよびオンチェーンの利回り創出戦略に資本を配分する設計である。プロトコル選定、エクスポージャー規模、継続的モニタリングはギャラクシーの機関投資家向け調査およびリスク管理フレームワークが管轄する。

ギャラクシー・デジタルの創業者兼最高経営責任者マイク・ノボグラッツ氏は、機関資本がオンチェーンに移行しつつあり、これを支えるインフラは利回り、流動性、リスク管理の各面で従来市場と同等の厳格さを要求する水準に成熟したと述べた。シャープリンクのジョセフ・チャロム最高経営責任者は、能動的財務管理を通じたリスク調整後のETH建てリターン創出が事業基盤であるとし、シャープリンクの最高投資責任者マシュー・シェフィールド氏は、コアのステーキング済みイーサリアムのエクスポージャーを維持しつつ株主に帰属する超過リターン創出を狙う設計だと説明した。

また、会長でコンセンシス最高経営責任者およびイーサリアム共同創業者のジョセフ・ルービン氏は、機関投資家による採用が加速し、主要金融機関がステーブルコイン、トークン化資産、分散型金融(DeFi)の領域でイーサリアム上に直接構築を進めていると述べた。

独自取材:イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービンが語る|金融インフラとしてのイーサリアムとWeb3の未来

イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏に独占インタビュー。SwiftやNASDAQのイーサリアム採用、DeFiと伝統的金融の融合、AIとブロックチェーンの接続、DAT戦略、日本市場への展望を語った。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/26 土曜日
11:05
米ブロック社、AIエージェント決済規格「x402」にビットコイン・ライトニングを導入
米ブロック社がAI決済のオープン規格を運営する「x402財団」に加入した。仮想通貨ビットコインのライトニング・ネットワークによる決済機能をx402に導入している。
10:12
ハイパーリキッド・ストラテジーズが70億円相当HYPE追加購入、大口ステーキング解除も観測
ハイパーリキッド・ストラテジーズに関連するウォレットが49.4万HYPEトークンを追加購入し、月間の購入量は551万HYPEに達した。一方で大口5件が合計98万HYPEのステーキング解除を開始した。
09:30
ビットゲット、流出経緯を一部説明|被害額は上方修正
ビットゲットCEOのグレイシー・チェン氏は25日、不正流出の調査進展を説明した。攻撃者はバックエンドシステムを侵害し資金移動を実行したが、秘密鍵漏えいはなく追加被害の恐れもないとした。
08:13
米証券決済大手DTCC、114兆ドル規模の資産トークン化開始へ=報道
米証券決済大手のDTCCが、自社インフラが扱う114兆ドル規模の資産を対象にブロックチェーン基盤のトークン化サービスを始動すると発表した。証券決済インフラのオンチェーン化が進めば、機関投資家の取引環境にも影響が及ぶとみられる。
07:40
米上場シークアンスがビットコイン財務戦略を終了、残りの314BTCを売却
シークアンスは、仮想通貨ビットコインの財務戦略を完全に終了したことを発表。残りの314BTCを売却したと説明し、今後は半導体事業の成長戦略に注力していくとした。
07:35
仮想通貨タスクフォースを主導したクリプトママ、米SECを10月2日退任
米証券取引委員会のパース委員が10月2日付で退任する意向を辞表で示した。仮想通貨業界で「クリプトママ」の愛称で知られ、トークン規制の枠組み整備などを主導してきた同氏は、11月からリージェント大学ロースクールで教壇に立つ。
06:35
ストライブ、ビットコイン保有企業のMSCI除外基準に明確性要求
米ナスダック上場のストライブは、MSCI指数の非事業会社除外案に書簡を送り、「事業資産」の定義の透明化を求めた。仮想通貨ビットコイン関連事業は事業活動に当たると主張。
06:02
金融庁、オンチェーン金融フォーラム初会合を9月30日に開催予定
金融庁は9月30日、「AI時代を見据えたオンチェーン金融フォーラム」の第1回会合を開催する予定。関係省庁等と連携し、オンチェーン金融の社会実装に向けた検討を始動させる。
05:45
米SEC、トークン買戻しや実用性宣伝は投資契約非該当と新FAQ公表
米SECの企業金融局は9月25日、仮想通貨資産の証券該当性に関する新FAQを公表した。機能中システムでのトークン買戻しや通常アップデートは投資契約に該当しないとの見解を示し、発行体の実務判断に影響する内容となっている。
05:00
ストラテジー、優先株の日次配当化を提案|ビットコイン調達強化狙い
ストラテジーは25日、優先株STRF・STRC・STRK・STRDの配当頻度を四半期・半月ごとから毎日払いへ変更する議案を示した。年間配当額は変わらないが、株価変動の縮小や資金調達力の向上が見込まれる。
09/25 金曜日
19:00
トークン化預金推進の新機構が10月に始動 黒田前日銀総裁らも参画
黒田前日銀総裁らが参画するデジタル通貨イノベーション機構が9月25日に設立会見。トークン化預金を中核に決済インフラの標準化や政策提言を進め、10月から本格始動する。
17:10
円建てステーブルコインEJPY、東芝など26社が実証参加を表明
日本ブロックチェーン基盤が、発行準備中の円建てステーブルコイン「EJPY」を軸とする実証プログラムを開始した。東芝やSCSKなど26社・団体が参加を表明。参加費は無料で、2027年2月までの約半年間(予定)、送金・決済やRWA決済での活用を検討する。
15:57
バイナンスの1日のビットコイン純流出、2023年以来最大=アナリスト
クリプトクアントのDarkfost氏によると、バイナンスからのビットコイン純流出が1日で1万3800BTCを超え、2023年以来の最大規模に達した。準備金は4日間で約2万BTC減少。出遅れた投資家のFOMOが背景にあるとの見方を示した。
14:51
ビットゲット、5500ビットコインの保護基金で損失負担へ 北朝鮮系集団関与か
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget)は、約3億5,160万ドルの不正流出による損失を、5,500BTCを保有するユーザー保護基金で負担すると表明した。秘密鍵の流出は否定し、CEOは北朝鮮系集団の関与の可能性にも言及した。
13:58
パースSEC委員、ゼロ知識証明でKYC改革を提言 過度のデータ収集から事実の証明重視へ
米SECのヘスター・パース委員がは、現行KYC/AMLの「データを集めるほど良い」という前提を批判し、ゼロ知識証明を用いた属性証明型の本人確認への転換を提言した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧