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イーサリアム財団、78億円相当のETHをステーキング解除 Glamsterdam準備と体制刷新も発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 2万1271ETHをアンステーク、今年最大規模に
  • クラスター長が3名体制に交代

財団がETH解除

イーサリアム財団は5月11日、2万1,271ETH(78億円相当)をアンステーキングしたことが、オンチェーン分析企業ルックオンチェーンおよびアーカム・インテリジェンスの追跡で明らかになった。財団による定期的な財務リバランスのパターンに沿った操作と見られ、2026年上半期における同財団最大級のアンステーキングイベントとなった模様だ。

同日、財団はノルウェー・スバールバル諸島で開催したコアデベロッパー会合「Interop」の成果と、プロトコルクラスター運営体制の刷新を発表しており、新たなプロトコルクラスター長としてウィル・コーコラン氏、ケブ・ウェダーバーン氏、フレドリック氏の3名が就任する。

Interop会合では、ePBS、BAL最適化、EIP-8037のリプライシングの収束を踏まえ、次期アップグレード「Glamsterdam」実装後の信頼性ある目標として200Mガスリミット下限が確立された。ePBSはマルチクライアントのGlamsterdam-devnetで稼働し、外部ビルダー・パイプラインがほぼ全クライアントでエンドツーエンド検証された。

関連記事:イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」 26年に両方実施の可能性も

仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。

EIP-8037はstate_byteあたりの固定コストを採用する形で確定し、bal-devnet-6上で完全なリプライシング数値が金曜日までに提供された。Glamsterdam後を見据えた「Hegotá」の基礎整備も進み、FOCILプロトタイプは機能可能な状態に到達し、ネイティブAA要件の範囲確定とマルチクライアントdevnetの構築が次のステップとなる。

プロトコルクラスターは過去1年間、バルナベ・モノ氏、ティム・ベイコ氏、アレックス・ストークス氏が運営を主導してきた。3氏の調整の下、プロトコル領域は2025年12月にFusakaをメインネットへ展開し、PeerDASを導入、メインネットのガスリミットを引き上げて200M以降への道筋を開いた。

バルナベ氏とティム・ベイコ氏は財団からの退任を控え、アレックス・ストークス氏は休暇に入るという。

新体制と次期アップグレード

新クラスター長のウィル・コーコラン氏は、zkVM証明、ポスト量子コンセンサス、Fast Confirmation Ruleの分野でクロスチームの調整役を担ってきたリサーチコーディネーターである。ケブ・ウェダーバーン氏はzkEVMチームを率いており、研究と工学の交点で第一原理的な技術判断を行う専門性を持つ。

フレドリック氏はプロトコルセキュリティおよび「トリリオン・ダラー・セキュリティ」プロジェクトを統括し、クラスター横断的な業務に深く関与してきた。

イーサリアム財団は2025年に「トリリオン・ダラー・セキュリティ」イニシアティブを掲げ、セキュリティ基準の引き上げに取り組んでいる。4月15日にはデジタル資産アドバイザリー企業アレタと共同で、ブロックチェーン開発者向けに監査費用の最大30%を補助する100万ドル規模のセキュリティ監査補助プログラムを開始した。

チェーンリンク・ラボとネザーマインドが申請審査に協力し、検閲耐性、オープンソース、プライバシー、セキュリティを意味する「CROPs」を中核価値として定めている。

イーサリアム財団は当面の焦点をGlamsterdam展開、Hegotá準備、Strawmap推進の3点に置いている。Glamsterdamのdevnetは既に稼働しており、Hegotáの範囲確定も進行中で、コンセンサスレイヤー側の目玉としてFOCILの組み込みが予定されている。

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