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クリーンスパーク、1~3月期に590億円超の損失 保有ビットコインが大きく影響

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC評価損2.2億ドルが重石、保有資産は総額29億ドルを維持
  • AI・HPC対応インフラを強化、300MWの発電設備開発を進める

ビットコイン評価損などで純損失計上

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)のマイニング企業CleanSpark(クリーンスパーク)は11日、2026年1~3月期の決算を報告。純損失が3億7,830万ドル(595億円)となり、前年同期の1億3,880万ドルの損失から173%増加した。

この損失には、ビットコイン保有による2億2,410万ドル(約350億円)の会計上の評価損(含み損)が含まれている。

2026年3月31日時点で、クリーンスパークの保有ビットコインの価値は9億2,520万ドル(約1,450億円)だった。これは、流動資産としてのビットコイン、非流動資産としてのビットコイン、担保契約に関連して相手方が保有しているビットコインによって構成されている。総資産は29億ドル(約4,560億円)だ。

なお、1~3月期にはストラテジーやアメリカン・ビットコイン、トランプ・メディアなど他のビットコイン保有企業も市場下落による含み損を報告していた。

関連記事:ストラテジーのセイラー会長、ビットコイン売却可能性について詳細語る

ストラテジーのセイラー会長が仮想通貨ビットコイン売却の可能性と戦略的意図を解説した。損益分岐点や、純購入者の立場を維持する意欲も示している。

AI/HPC対応の総合的デジタルインフラを開発

クリーンスパークは、AI(人工知能)とビットコイン両方の事業から最大限の価値を引き出せる包括的なコンピューティングプラットフォームを目指しているところだ。同社のマット・シュルツCEO兼会長は次のように述べた。

当社の目標は明確だ。AI/HPC(高性能コンピューティング)対応設備の商業化、ポートフォリオの拡大、当社の変革を推進するための効率的なビットコイン・マイニングの継続である。

1~3月期、主に以下4つの方面でデジタルインフラの進化を加速させたとも話す。

  • ブラゾリアにおける300メガワットの発電設備における土地・電力開発
  • ジョージア州をはじめとする地域でのリース事業の進展
  • 市場環境が良好な中での資金調達
  • サンダースビルにおける新たな施設の開発

ゲイリー・ヴェッキアレリ社長・最高財務責任者は、次のようにコメントした。

成長戦略を実行する上で、当社のバランスシートは依然として大きな競争優位性となっている。四半期末時点で強固な流動性を確保しており、これは短期的な事業展開を支えるだけでなく、AI/HPCおよびデジタルインフラを取り巻く状況が進化し続ける中で、選択肢を維持することにもつながる。

競合企業もAI/HPC事業の開発や加速を進めているところだ。例えばテラウルフ(TeraWulf)は1〜3月期の決算発表で、HPCリース収益が2,100万ドル(約33億円)に達し、デジタル資産収益を初めて上回ったと報告している。

関連記事:テラウルフ、HPC事業がBTCマイニング売上を初逆転

ビットコインマイニング企業テラウルフが8日に2026年第1四半期決算を公表。2100万ドルのHPCリース収益が1300万ドルのデジタル資産収益を上回り、AI向けデータセンター事業への転換が業績面で初めて鮮明となった。

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