- BTC価格の8万ドル突破や米クラリティー法案進展が背景
- BTCショート商品で年初来最大の流出、市場のヘッジ需要が後退
仮想通貨投資商品の市況
暗号資産(仮想通貨)に特化した資産運用企業コインシェアーズ(CoinShares)でリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は11日、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは、約8.6億ドル(約1,349億円)の純流入だったと報告した。
以下のグラフの通り、これで6週連続の純流入となった。バターフィル氏は、米国で仮想通貨市場構造法案「クラリティー法案」の審議に進展が見られたこと、ビットコイン(BTC)の価格が8万ドルを超えて2026年2月の調整以降の高値圏に上昇したことが純流入の背景にあるとの見方を示している。

出典:コインシェアーズ
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1つ前の週は純流入額が一時的に減少したが、先週は大きく金額が増えたことが上記のグラフで示されている。バターフィル氏は、デジタル資産投資商品全体の運用資産残高は1,600億ドル(約25兆円)まで増加したと報告した。
なお、過去のバターフィル氏の報告によれば、ビットコインが過去最高値を更新した2025年10月の運用資産残高は2,630億ドルである。
銘柄別の資金フロー
デジタル資産投資商品への資金フローを原資産別に見たのが以下の表。バターフィル氏は、ビットコインの投資商品が純流入を主導したと説明した。

出典:コインシェアーズ
また、ビットコインをショート(売り注文)する投資商品から資金が純流出しており、その規模が年初来で最大であると報告。これは、ビットコイン価格上昇への期待が高まり、ヘッジ需要が減少してきていることを示唆していると述べている。
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他にもイーサリアム(ETH)などのアルトコインの投資商品にも広く資金が純流入したと指摘。XRPとソラナ(SOL)の投資商品の需要が増加しているとも説明した。
また、以下の表はデジタル資産投資商品への資金フローを国別に見たデータ。バターフィル氏は、米国が純流入を主導したこと、欧州でも広く需要が増加していることを指摘している。

出典:コインシェアーズ



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