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モルガン・スタンレーのビットコインETF、運用開始1カ月で約304億円を純流入 日次流出はゼロ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 「MSBT」流出ゼロを維持
  • 手数料0.14%・業界最安で機関投資家マネーを引き付ける

業界低水準の手数料と巨大な顧客基盤を武器に急成長

モルガン・スタンレーが4月8日に上場した仮想通貨ビットコイン(BTC)の現物ETF「MSBT(Morgan Stanley Bitcoin Trust)」が、運用開始から1カ月で約1億9,400万ドル(約304億円)の純流入を記録したことが、SoSoValueのデータで明らかになった。この間、日次ベースで流出が発生した日は一度もなく、17日が正の流入、5日が増減なしという推移を辿っている。

出典:SoSoValue

MSBTは米国の大手銀行として初めて提供するビットコイン現物ETFとして注目を集めた。手数料は年率0.14%と、業界最大手であるブラックロックのIBIT(0.25%)やグレースケールのビットコイン・ミニ・トラスト(0.15%)、ビットワイズ(0.20%)を下回り、現行市場で最も低い水準だ。

関連記事:モルガン・スタンレー『 MSBT』、初週で160億円超の純流入 ビットコインETF市場で競争激化

モルガン・スタンレーのビットコイン現物ETF「MSBT」が初週で100億円を超える資金流入を記録。同行はデジタル資産をコア事業に統合し、ウォレット・カストディ・決済インフラの刷新を進めている。

コストメリットに加え、モルガン・スタンレーが運用する約9.3兆ドルの顧客資産ネットワークを通じた販売力も、早期の資金流入を支えた要因とみられている。

運用開始後1週間で1億ドル超を集め、同社ETF史上最大のローンチとなったMSBTは、現在ビットコインを約2,620枚保有し、運用資産残高(AUM)は2億4,000万ドルを超えている。

ブルームバーグの上席ETFアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)は、取引開始初月のパフォーマンスを「全ETFローンチの上位1%に相当する」と評価した。

市場では今年5月初旬にも1日あたり5億ドルを超える大規模な資金流入が続いており、機関投資家のビットコインへの関心は依然旺盛だ。BTCが8万ドル台を回復した局面では、米現物ETF全体で1週間に6億ドルを超える日次流入を記録するなど、市場全体の投資家心理の改善にも寄与している。

関連記事:日本取引所グループの山道CEO、ビットコインを含む仮想通貨ETFの上場検討を表明

JPXグループの山道裕己CEOがビットコインを含む仮想通貨ETFの上場を検討していると表明した。規制整備が進めば早ければ来年にも実現する可能性があり、2028年の本格解禁に向けてSBIや野村などが商品開発を進めている。

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