- AI設備投資とイラン開戦がドル流動性を押し上げ
- 次はHYPE・ZEC・NEARなどに注目
米イラン衝突とAI覇権争いを背景に
仮想通貨取引所ビットメックス(BitMEX)の共同創設者アーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)は12日、自身のブログで「The Butterfly Touch」と題する論考を公開した。米国のイラン攻撃や人工知能(AI)への巨大投資、各国の自国防衛シフトという三つの潮流が重なり合い、仮想通貨市場に本格的な強気相場が到来しつつあると主張している。
ヘイズが最重要視するのは、米中両国のAI覇権争いがもたらす信用膨張だ。米国では大手テック企業のキャッシュフローでまかなわれてきたデータセンター建設費が、今後は銀行融資へと資金源をシフトしつつある。中国では不動産向け融資を絞り、テック・AI向けに振り向けるよう金融機関に圧力をかけている。
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BitMEX共同創業者ヘイズ氏がFRB緩和前のビットコイン購入を否定。イラン情勢長期化が利下げを促すと分析し、2026年末25万ドルの強気予測は維持した。
ジェヴォンズの逆説(Jevons Paradox)とレッドクイーン効果(Red Queen Effect)により、AIの演算コストが下がるほどモデルの複雑性が増し、設備投資はさらに膨らむ構造だと指摘する。
各国の安全保障をめぐる構造変化も、フィアット流動性拡大を後押しする要因として挙げられている。米国主導の世界秩序に依存してきた国々は、食料・エネルギーの安定確保のためにドル建て資産を売却し、パイプラインやインフラ整備に資金を振り向け始めているとヘイズは見る。
その結果、ドル資産の売り圧力を和らげるため、米連邦準備制度(FRB)のスワップラインや銀行規制(eSLR)の緩和が政策ツールとして動員されるとし、これが結局はドル供給量の増大につながると論じる。
ビットコイン(BTC)に関しては、今年初めの6万ドルを底に強い上昇軌道に入ったと評価している。9万ドル突破でコールオプション売り手のショートカバーが集中し、さらに上値が軽くなるとの見方を示した。
アルトコインでは、ハイパーリキッド(HYPE)、ジーキャッシュ(ZEC)に加え、次稿でNEARについての強気論を展開すると予告している。
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