再び暴落したビットコイン、イーサリアムは過去3年の重要サポートラインに|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
- 朝方の急落を機に1000ドル幅以上暴落した仮想通貨BTC。直近のドミナンスが62%を超える高水準で推移、リップルやイーサリアムなどアルト終焉説まで台頭し始める中、海外の著名アナリストがETHチャートを独自分析。
仮想通貨ビットコイン(BTC)市況
ビットコイン(BTC)は午前9時頃に急落した。再度の大幅反騰による安堵感もつかの間、再び下げ圧力が強まっている。
午前1時の4時間足確定までに4h雲の捻れを抜けきることが出来ず、雲の厚さも嫌気されたか。128万円付近で上値の重さを確認するようにして大幅下落した。
4日7時の時間足陽線など、上昇機運を打ち消されたことで投資家心理は再び冷え込んだか。前日比-7%を超えるなど下げすぎた反動もあり、2日からの反騰分のフィボナッチ50%にもあたる1h雲下限で反発した。
このあと反騰して揉み合いとなるか、さらなる続落となるか注目される。
窮地に立たされるアルトコイン
現在のビットコイン上昇トレンドでは、アルトコイン・バブルの再来が多くの著名アナリストに否定されている。
ただし、時価総額2位のイーサリアムはビットコインとの相関性が高く、2019年に入って以来、すでに134%の価格上昇(USD建て)を見せてきた。
スーパーグッピーで有名な仮想通貨アナリストJosh Rager氏は、直近のイーサリアムのチャートを分析した。
Rager氏は、現在の(BTC建)イーサリアムは過去3年のチャートで重要サポートライン上にあると指摘した。BTC建てで「0.025BTC」のラインだ。
ビットコインが現在のドミナンスを継続させれば、イーサリアムやその他のアルトコインが不利を受けることは明白だ。
ビットコイン(BTC)ドミナンスは、年初来最高の62.2%を上回る水準で推移しており、「アルトドレイン現象」を加速させている。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します