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エセナ財団、投資家トークン買い取りとENA買い戻し方針を公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 初期投資家からトークン買い取り
  • ENAトークン買い戻し方針も発表

エセナ、2つの問題に対処する施策公開

ステーブルコインUSDeなどを提供するエコシステム「エセナ(Ethena)」を支援するエセナ財団は27日、これまで懸念されていた「初期投資家のアンロック(ロック解除)売り圧」と「価値の帰属先」という2つの問題に対応するため、以下4つの施策を発表した。

  • 初期投資家からのトークン買い取り
  • 投資家向けトークンの月次アンロックの終了
  • プロトコル価値のエセナ財団への帰属
  • ENAトークン買い戻しに向けた手数料活用

まずエセナ財団は、過去9か月間にENAを売却した主要シード投資家から、ロックアップ付きトークンをすべて買い取った。ENA総供給量の0.25%超を割り当てられていた投資家を対象としている。

2025年10月10日以降に少なくとも1トークンを売却した投資家に関して、提案を拒否した1つのウォレットを除き、すべてのロック期間中トークンを買い取った。購入トークン数や取引額などは明かしていない。

同期間に売却していなかった投資家に対しては、ロックアップ付きトークンを当初の購入価格で売却する選択肢が提示されたが、応じた投資家はいなかったとしている。一部投資家からの買い取りにより将来売却される可能性のあるトークンが減った格好だ。

次に、2026年10月5日付で、残る投資家が保有するすべてのENAロック解除を前倒しで実施する。これにより今後、月次のロック解除による市場への影響はなくなる見込みだとしている。

なお、エセナのチーム向けトークンは当初の権利確定スケジュールに基づきロックされたままとなる。ENA供給量の約12%が引き続きロックされるが、これはチーム、エコシステム、および財団が保有するトークンのみで構成される形だ。

また、ENA総供給量の約20%を保有するトレジャリー企業「ステーブルコインX」については、トークン購入契約に定められた個別のロックアップ・スケジュールが引き続き適用される。

関連記事:エテナ関連トレジャリー企業「ステーブルコインX」がナスダック上場、450億円相当ENAを保有

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プロトコルの価値は財団に帰属

エセナ・ラボとエセナ財団は、プロトコル価値がエセナ・ラボの株主ではなくエコシステム・トークン保有者に帰属することで原則的な合意に達した。合意書は10月に公開される予定だ。

提案されている枠組みの下では、エセナ・プロトコルの実質的にすべての重要な知的財産権が、エセナ財団およびそのエコシステムに譲渡または独占的にライセンス供与されることになる。

事業の将来的な売却益を含むプロトコルからの経済的利益についても、エセナ財団およびエコシステムに帰属することになる。なお、エセナ・ラボはエセナの開発を担う企業であり、エセナ財団はエセナのプロトコル、ガバナンス、コミュニティを支援する団体だ。

エセナ財団は、手数料の配分を変更する仕組み(フィー・スイッチ)の導入に関するガバナンス投票も開始した。これは、USDeの供給量が特定の節目に達するにつれて、プロトコル収益のうちENAトークンの買い戻しに充てられる割合を増やしていき、最初の節目到達後は純収益の95%が買い戻しに、残り5%が成長投資に充てられるというものだ。

プロトコル収益に関しては、USDeの貯蓄機能、エセナのホワイトラベル・ステーブルコイン(事業者がエセナのインフラを利用して簡単にステーブルコインを発行できる仕組み)、まもなくローンチ予定で詳細は公表されていない新規事業などが対象となる。

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