- ビットコインコア、送信元を隠す接続を抑制対象外に
- ビットコインコア現行版向けの修正は公開日未定
接続の関連付け修正
GitHubの開発記録によると、ビットコイン(BTC)のネットワークを支える主要ソフトウェア「ビットコインコア」の開発チームは10月1日、送信元を知られにくくするオプション機能「プライベートブロードキャスト」の接続が通常の接続と関連付けられうる問題の修正を、公開前の次期版「32.0」を含む32.x系に反映した。一方、現在の最新安定版である「31.1」を含む31.x系への反映は、まだ完了していない。
同機能は、31.0で導入された初期設定では無効の実験的機能で、送信者のIPアドレスを知られにくくするため、生の取引をTorやI2Pといった匿名通信網を経由する短命の専用接続で送る。
修正を提案した開発者は、不正な動きをした接続相手のノード(ピア)に対する抑制措置(ディスカレッジ)をこの専用接続にも適用すると、ノードの挙動を外部から観測でき、同じアドレスの他の接続も切断されうるため、通常の接続との関連付けの手がかりになりうると説明した。
そこで修正では、専用接続を通常の抑制措置の対象から外し、通常のピアを抑制しても同じアドレスの専用接続は切断しない仕様にした。不正な専用接続のピア自体は引き続き切断し、この経路での関連付けのリスクを下げる設計とした。
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31.x系の対応状況
版数を巡っては、ビットコインコアが「31.0」の公開後に「31.1」「31.2」と修正版を出す仕組みで、同じ数字の系列を「31.x系」と呼ぶ。31.1に含まれるのは、専用接続が匿名通信網ではなく通常のネットワークを使ってしまうIPアドレス漏洩の修正で、今回の修正とは別の対応だ。
修正の経緯を巡っては、元の修正が9月25日に開発本流へ統合され、32.x系には10月1日に反映された。31.x系にはそのまま適用できなかったため、開発者が9月27日に31.x系向けに作り直して提案した。
また、31.x系向けの提案には、9月28日と10月6日、10月9日に開発者が承認を示した。マージは未了で、設定された31.2のリリース日は決まっていない。
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