- バイナンス上場アルト、上昇基調の銘柄が9割超から約5割に
- 2ヶ月で8,140億ドル超がアルトに流入
- 直近15日で1,340億ドル超流出、利益確定主導か
アルト相場の上昇局面に一服感
オンチェーン分析を手がけるアナリストのダークフォスト氏は19日、8月下旬から10月上旬にかけて続いたアルトコインの上昇局面が勢いを失いつつあると、Xへの投稿で指摘した。同氏はアルトシーズンについて「急速に冷え込んでいる」と表現している。
根拠として示したのは、仮想通貨取引所バイナンスに上場するアルトコインのうち、200日移動平均線(200日線)を上回って推移する銘柄の割合だ。200日線は直近200日間の終値の平均を結んだ線で、価格がこの水準より上か下かは中長期のトレンドを判断する目安として広く使われる。分析にはクリプトクアントのデータを用いた。
関連記事:利上げ後アルトコイン中央値は21%上昇、実質金利が鍵=バイナンス・リサーチ
バイナンス・リサーチの週次レポートによると、9月の利上げ以降、BTCは9.3%、ETHは2.7%上昇した一方で、その他194銘柄の中央値は21%上昇した。米10年債の実質金利上昇を軸に、株式・仮想通貨市場の動向と今後の注目材料を解説する。
9割が上昇トレンド入りした2ヶ月間
8月下旬からの約2ヶ月間で、200日線を下回る銘柄の割合は81%から10%未満まで低下した。バイナンス上場アルトコインの10銘柄中9銘柄が、上昇トレンドを確認した計算になる。
この上昇を支えたのが資金の流入だ。同期間にはアルトコイン全体へ8,140億ドル超が流入したと、同氏は説明する。
15日間で1,340億ドルが流出
その後は勢いが鈍った。200日線を再び下回った銘柄は48.4%にのぼり、およそ2銘柄に1銘柄でトレンドが反転した形だ。200日線を上回る銘柄の割合は、9割超から52%前後まで縮小している。
直近15日間では、1,340億ドル超がアルトコインから流出した。同氏はこの資金流出について、短期的な利益確定売りが大きな要因になった可能性が高いとみている。
アルトコインは投資家心理と同じく、相場の流れが短期間で変わりやすい分野だと同氏は指摘する。そのうえで、関心とパフォーマンスが最も落ち込んだ局面こそ適切な投資配分の構築を検討する価値があると、過去の傾向を引き合いに述べた。



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