- 年初来の差引は12万7,319BTCの売り越し
- ETF年初来収支は3億5,500万ドルの流入超
機関の買いと古参の売りを比較
仮想通貨投資会社ギャラクシー(Galaxy)のリサーチ責任者、アレックス・ソーン氏は18日、10月のビットコイン(BTC)の軟調について、ETFからの資金流出と、BTCを財務資産として保有する企業(トレジャリー企業)の買いの鈍さが一因になったとXで指摘した。
根拠として示したのは、ギャラクシー・リサーチの独自指標「機関の吸収 対 OGの放出」。ETFの純流入量とトレジャリー企業の純購入量を合算し、5年以上オンチェーンで動いていなかったBTCが動いた量を差し引いて、月ごとの需給を測る。OGは初期から保有を続ける古参層を指す。トレジャリー企業の集計には、最大の保有企業であるストラテジー社も含まれる。
関連記事:ストラテジー、4週連続でビットコイン買い増し 34億円相当BTCを取得
ビットコイン保有最大手のストラテジーが10月5日から11日に250BTCのビットコインを取得し、買い増しは4週連続となった。保有量は848,250BTCに達し、1億9,240万ドル分のSTRC優先株の買い戻しも実施した。
年初来は12万7,319BTCの売り越し
10月18日時点のデータでは、年初来の差引は12万7,319BTCのマイナスだった。5年以上眠っていたBTCの放出量が、ETFと企業による吸収量を上回った計算になる。3月と4月はトレジャリー企業の大口購入が需給を支え、4月の差引は約6万BTCのプラスを記録した。
流れが変わったのは5月以降だ。6月はETFから約7万BTC規模の流出が発生し、古参層の売りと重なって差引は約10万BTCのマイナスに膨らんだ。7月も機関の買いはほぼ止まった。8月と9月はETFへの資金回帰で小幅なプラスに戻したものの、累計の売り越しを埋めるには至っていない。

出典:アレックス・ソーン氏のX投稿
10月は再びマイナス圏に
集計途中の10月は、ETFが純流出に転じ、企業の購入も小規模にとどまった。古参層の売りを吸収しきれず、差引は約2万BTCのマイナスで推移する。チャート上のBTC価格は10月上旬に8万6,000ドル近辺まで戻した後、8万ドル台前半へ水準を切り下げた。
ソーン氏は続く投稿で、ETFの年初来の純流入額について「3億5,500万ドルのプラス」を維持していると補足した。年初来のプラス圏に、かろうじてとどまっている形だ。
CoinPost
編集部
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