米大手取引所コインベース、仮想通貨教育プログラム「Coinbase Earn」に注力

「コインベース Earn」に集中

米仮想通貨取引所コインベースは昨年4月にマイクロタスクプラットフォームの「Earn.com」を1億ドルで買収していたが、今年10月に顧客にEarn.comの開発を段階的に中止していき、昨年12月から開始した自社教育プログラム「Coinbase Earn」に注力していくことを伝えていたことがわかった。The Blockが22日、報じた。

「Earn.com」は電子メールにタスクを付与して受信者がタスクを完了すると報酬として仮想通貨を受け取れるサービスで、仕事の依頼やアンケートとしての利用が見込まれていた。

また、買収に伴い同社共同設立者でCEOのBalaji Srinivasan氏がコインベース社のCTOに就任している。Earn.comのユーザーは2020年2月20日までに残高を引き出す必要がある。

「Coinbase Earn」は、資産教育に関連するタスクを含む、仮想通貨への理解を深めることを目的としたものだ。ユーザーは有識者による動画講座を視聴後。それぞれの通貨に関するクイズに正解することで、Coinbaseウォレットに暗号資産が入金される仕組みとなっている。

関連コインベースの教育プログラムが100か国以上で利用可能に

Coinbaseによれば、現在は100万人近くのユニークユーザーが115ヶ国以上にいる。

日本のブロックチェーン教育サービス

今月9日、株式会社techtec主催の「PoL(ポル)1周年記念イベント~The Future of Blockchain~」が都内で開催された。PoLは昨年11月、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したオンライン学習サービスとしてリリースされた国内のサービスだ。

関連仮想通貨・ブロックチェーン学習サービス「PoL」1周年記念ミートアップ参加レポート

今年6月からはテスト結果に応じてもらえる「Polトークン」を実装。PoLトークンは、用意されたオンラインカリキュラムを学習するほど貯まっていく資産であり、獲得したトークンは、PoLの有料コースなどで使用することができる。

新設されたライターのカリキュラムでは、修了生が提携する仮想通貨・ブロックチェーン業界でライターとして活躍できるなど、新しい試みも用意されている。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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