中国IT最大手Baidu、ブロックチェーン「Xuperchain」のベータ版をローンチ

Baiduのブロックチェーン

中国のIT最大手Baiduは6日、独自のブロックチェーン「Xuperchain」のパプリックベータ版をローンチしたことを発表した。

Baiduのウェブサイトによると、3月までは1元(約15円)という安さでブロックチェーンを利用できる。

ホワイトペーパーでは、Xuperchainのネットワークは、複数のマスターノードによって運用されると説明。スマートコントラクトの処理を簡略化するために、パラレルチェーンの技術を活用している。開発者や企業は、スマートコントラクトのテンプレートやdAppsを製作したり、またニーズに基づいた機能を追加したりできるという。

Xuperchainは、Baiduが以前発表したBaaS(Blockchain-as-a-Service)を活用して構築される。新たなプラットフォームを作るために、ユーザーはブロックチェーン自体を構築する必要はなく、開発コストも安価だ。またBaiduの担当チームは、ブロックチェーン企業に対する中国の規制に完全に準拠していることを強調している。

Xuperchainのコードは2018年5月からオープンソースになっている。現時点で350万超のユーザーが利用し、4億5000万以上の取引を処理したという。

現在、中国ではBaidu以外の大手IT企業もブロックチェーンに関する取り組みを公表している。中国Eコマース大手Alibabaの支払い部門を担うAnt Financial社は2019年11月、国際決済領域の企業向けブロックチェーンプラットフォームのテストを開始したことを発表。2020年2月のローンチを予定している。

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またテンセントとJD(京東)は、BaaSのプラットフォームに関するホワイトペーパーを発表している。

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