中国の国家ブロックチェーンプラットフォーム、4月25日にローンチへ イーサリアムとEOSのプロトコルは海外で対応
BSNのローンチ日が確定
中国の国家ブロックチェーンプラットフォーム「Blockchain-based Service Network(BSN)」が、今月25日にローンチされることが分かった。
本計画は中国の政府機関である国家情報センターが主導。BSNを利用すれば、新しいネットワークを最初から設計する必要がなくなる。ローンチの目的は、企業がより早く低コストでブロックチェーン技術を導入できるようにすることだ。
BSN自体はブロックチェーンプロトコルではなく、いくつかのパブリックブロックチェーン(海外対応のみ)やエンタープライズブロックチェーンから利用を選択できる1つの中央集権的プラットフォームだ。BSNの開発に関わるHuobiグループのCEOの発言によると、BSNはイーサリアムとEOSのプロトコルも統合する予定だ。しかし、中国国内ではなく、国際ベータテストが今年の7月に終わる以降、海外で対応するという。
BSNの開発組織はホワイトペーパー(事業計画書)の中で、ブロックチェーンの利用で大きな問題となっているのは、開発や運用にコストがかかることだと説明。パブリックなインフラとして利用できるネットワークを作ることが急務だと述べている。
ホワイトペーパーによると、例えばローカルエリアで3組織のコンソーシアム型ブロックチェーンを構築して運用する場合、1年間で約152万円のコストがかかる。BSNを利用すれば、そのコストを3万円から4万5000円ぐらいまで下げられる。
開発組織は「このコストであれば、中小企業や学生のような個人でもブロックチェーンを利用することができるようになる。技術の普及にもつながる」と説明している。
本計画が明らかになったのは2019年10月。現時点で中国の都市に100のノードが準備されている。2020年末までにその数を200まで増やし、BSNのノードをグローバルに配置する予定だ。
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