最新の中国仮想通貨格付け
中国産業情報技術省CCIDは、最新版ブロックチェーン(仮想通貨プロジェクト)格付けをリリースした。新型コロナウイルスの影響を受け、大幅な下落を伴った仮想通貨市場も、格付けデータには影響されなかったようだ。
CCIDのランキングは、中国の行政機関でもある機関が公開しているもので、仮想通貨の中でも主にパブリックチェーンの技術を評価するための“技術ベースの評価指標”だ。中国政府、民間、教育機関に在籍する専門家によって評価が行われている。
前回(2月)以来のランキング更新で、上位3の銘柄は変わらず、EOS、トロン、イーサリアムの順番でランクインした。
4位以下に続くのは、LiskとIOSTで、依然として中華系プロジェクトが上位を占めるランキングとの見方も出ている。
IOSTは中華系の企業向けブロックチェーンソリューション、『インターネットオブサービス』を中心としている。
なお、大きくランクが変動したプロジェクトは、前回5位に入っていたスチーム(STEEM)で、トロン財団の買収およびその後のハードフォーク(分岐)事件が、評価基準に影響したと予想される。
時価総額上位のビットコインも前回11位から14位に、リップル(XRP)は13位から16位に後退した。
関連:ハードフォークで誕生の新仮想通貨が本家越えか STEEMーHIVE、真の非中央集権性確立へ 中国仮想通貨格付けは、中国の工業情報化部傘下のシンクタンクの電子情報産業発展研究院(CCID)が公表するプロジェクトの評価基準。主に、技術面、アプリケーション、革新性の3点で評価が行われている。