米リップル社、新型コロナ対策で新たに総額600万ドル規模の寄付へ
物価の高いベイエリアでの食糧難を受け
リップル社は今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新たに総額600万ドルの寄付を発表した。社会貢献を目的に教育や金融包摂に焦点を当てる「Ripple for Good」プロジェクトの一環として支援を行う。
今年3月にも20万ドル規模の寄付を発表していたリップル社だが、今回、本社のあるサンフランシスコ、ベイエリアで活動する5つのフードバンクに対し、恩返しとして支援を行った。
今回の支援を通じ、リップル社が500万ドル、共同創設者のクリス・ラーセンが100万ドルをそれぞれ寄付する。
寄付先はAlmada County Community Food Bank、Loaves & Fishes Family Kitchen、Samaritan House、San Francisco-Marin Food Bank、Second Harvest of Silicon Valleyの5つとなる。
このうち、セカンドハーベストは日本にも支部があり、食品ロスを引き取り人々に届ける活動を行っている。カルフォルニア州のサンフランシスコは、テック企業が多く集まるシリコンバレーに近く、人気が高まったことで近年では生活費が高騰している。
失業や家賃延滞、休業などに直面している人が増加し、食糧問題が現れてきていることを受け、寄付に至ったという。
参考:Ripple
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