米金融業界の裏側を描く「ビリオンズ」に仮想通貨ビットコインが登場
米人気ドラマ「ビリオンズ」にビットコイン登場
米国の人気TVドラマ「ビリオンズ」最新作のシーズン5に、仮想通貨ビットコイン(BTC)が登場した。
「ビリオンズ」の放送はアメリカで2016年にスタート、記事執筆時現在日本でもネットフリックスが配信している。
金融業界の裏側を描いたドラマで、米連邦検事がヘッジファンドの黒幕を追い詰めていく姿を描く。敵対する両者の間で火花が散るサスペンスである。
シーズン5は、違法なビットコインファームを運営する仮想通貨マイナーグループを巡るエピソードから幕開けとなり、ビットコインの本質的な価値について議論されるシーンも。
この場面は、バイナンスCEOのCZ氏もリツイートするなど、仮想通貨コミュニティで話題になった。
ドラマの中で、主人公の検事チャック・ローデスは、違法マイナーグループを解散させた後リーダーに次のように尋ねる。
コンピューターとサーバー群が抽象的な数学方程式を解いて、ビットコインのマイニング(採掘)をするってわけか。だが、肝心のビットコインの価値に”裏付け”はあるのか?
この質問に対して、リーダーは「金本位制が終焉を迎えて以来、米ドルは何に支えられている?」と、質問を質問で返している。
シンプソンズも仮想通貨を紹介
「ビリオンズ」以外にも、テレビやアニメでビットコインは度々登場するようになってきた。
今年2月には、世界的に有名なシンプソンズ・シーズン31のエピソードで仮想通貨とブロックチェーンが登場。ブロックチェーンが仮想通貨を支えている方法について説明した。
また、2018年に配信開始されたSFテレビドラマ「オルタード・カーボン」のシーズン2にも、仮想通貨は一般的な価値交換手段として登場。ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、デクレッド、モネロ、ジーキャシュのロゴが画面に映し出された。「オルタード・カーボン」は人間の精神がデジタル化され、体内の装置にバックアップされる300年後の未来を描いたドラマである。
2019年にはビットコインがスリラー映画「Crypto」で物語の重要なポイントに登場。仮想通貨は、次第にエンタメ作品の中でも存在感を増しており、社会での知名度上昇につながっている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します