ビットコイン大量購入の米MicroStrategy社、更なる買い増しを検討

追加購入のための資金を探る

仮想通貨ビットコインを最も多く保有する米ナスダックの上場企業MicroStrategy社がQ4(2020年第4四半期)の決算書類で、更なるビットコインを購入する意欲を明かした。

MicroStrategyは現在、計70,784 BTC(約2,500億円)のビットコインを所有しているが。Saylor CEOは同社のビットコイン財務資産戦略で、ビットコインへの投資を継続する姿勢を示した。

最新の決算書類では、「ビットコイン購入というパイオニア的な事業方針は、我が社を仮想通貨市場のソートリーダーにさせてくれた。また、会社にも多くの利益を与えられた」、「これからもビットコインを保有し、過剰なキャッシュフローをビットコインに充てていく。さらに、企業戦略の一部として、更なるビットコインを調達する方法を探っていきたい」と方針を語った。

ビットコインの購入が実現すれば、昨年12月に、転換社債を販売し調達した約680億円のうちの660億円を用いて29,646 BTCを購入した事例に続く。

Saylor氏自身も、発行上限のあるビットコインの擁護者で、米ドルのインフレヘッジとして昨年の8月に初めて企業の現金資産を利用しビットコインを購入。個人でも、17,732 BTCを保有している。

企業向けBTCイベント

MicroStrategy社は2月3日〜4日、ビットコインの企業向けカンファレンス「企業のためのビットコイン(Bitcoin for Corporations)」を開催する予定だ。

イベント内容は、ビットコインを保有する場合に企業が直面し得る実務面における課題を、金融、法律、会計や税金などのテーマでそれぞれ解説する実践的な内容になる。

MicroStrategyのように、ビットコインを準備資産として保有することを検討する企業のサポートを目的としている。

現在のビットコイン強気相場で機関投資家のプレゼンスが増す中、今後より多くの企業がビットコイン・仮想通貨市場に参入してくるか投資家に注目されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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