JVCEAが仮想通貨の国内現物取引高(21年1月次)を開示、前年比7.7倍の3.8兆円規模まで膨らむ
ビットコイン相場
JVCEA(日本暗号資産取引業協会)は10日、国内事業者の統計情報を開示した。JVCEAには、国内の暗号資産交換業者、または暗号資産関連デリバティブ取引業者26社が加盟している。
2021年1月次の現物取引高は、前年同月比7.7倍、前月比1.7倍の3.86兆円まで膨らんだ。半年前の20年7月と比較しても6倍以上。証拠金取引高も20.3兆円と大幅続伸している。
30年ぶりに日経平均株価3万円台を記録した株式市場同様、世界的な緩和マネーによる大口の資金流入が加速したことが窺える。
20年12月に過去最高値の2万ドルを超えたビットコインは、大企業や機関投資家の相次ぐ参入などを背景に高騰。21年1月には、史上初の3万ドルに到達するなど活況を呈していた。21年3月は5万ドルを超えて推移しており、さらなる取引高増加も想定される。
現物取引高TOP5
現物取引高TOP5の暗号資産は次の通り。前年と比較して、高騰した通貨が多く見られた。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- XRP(リップル)
- ステラルーメン(XLM)
- ネム(XEM)
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します