
- 「価値のインターネット」の実現
- XRP(リップル)は、全ての通貨と換金可能となる「ブリッジ通貨」を目指しています。外貨準備がリップルだけで済むことによる手数料のコスト削減に大きく貢献することが期待されています。
- 米リップル社とXRPの将来性
- 米リップル社の「xRapid、xCurrent、Xpring」プロジェクトについて、どのような点がXRPの価格に影響を及ぼすのか、解説しています。
- 目次
リップルの概要
通貨コード | XRP |
---|---|
取引開始日 | 2013年9月 |
発行上限 | 1,000億XRP |
承認アルゴリズム | Ripple Consensus Ledger |
ブロック生成サイクル | 約5秒 |
公式サイト | 公式サイト |
ブロックチェーンURL | ブロックチェーンサイト |
White paper | White paperページ |
現在の金融機関で使用されている「送金システム(SWIFT)」の課題として、外国為替、為替ヘッジなど、特に銀行間の国際送金には多大な手間と時間を要することが、かねてより問題視されてきました。
XRPを導入した場合、外貨準備金としてプールしておく通貨が、システム内で移動する価値単位としての仮想通貨がXRPのみとなり、為替ヘッジなどのコスト削減、かつ送金も素早く行うことを可能にします。
また2016年には、みずほ銀行、りそな銀行など、メガバンクを含む邦銀42行と海外の大手金融機関が、続々と米Ripple社の送金システムの採用を表明していることからも、システムとして秀逸であることを示しています。
リップル(XRP)とは
アメリカのリップル社が生み出した送金システム「RippleNet」で利用されている通貨が、「XRP(リップル)」です。
全ては1つのシステムに付随するものであるため、そこまで厳密に区別する必要はありませんが、
- 企業=Ripple社
- 送金システム=RippleNet
- 仮想通貨=XRP

これら全てが、”リップルという概念”で呼ばれています。
企業としての「リップル」は、アメリカのカリフォルニア州に本社を置く「Ripple Inc」のことです。この会社が開発している金融決済システムこそ、送金システムとしてのXRP(リップル)なのです。
送金システムとしてのリップルは、ブロックチェーン技術を利用した決済プロトコルのことで、プロトコルとは簡単に言うと、「決済や送金のためのさまざまなルール」のことです。
現在、世界中の金融機関で使用されている送金システムでは、時間が掛かることや手数料の高さが最大のネックとなります。
それを解決するためのシステムこそがリップルであり、リップルを利用することで、海外送金が24時間可能、最速5秒で送ることが実現できるようになります。
投資利用している場合、仮想通貨としてのリップルが利用頻度として最多かもしれません。リップルシステム内で使用される、仮想通貨「XRP」をリップルと呼びます。
ちなみに、リップルの単位は「XRP」ですので、書き方としては「1XRP」ですが、一般的には「1リップル」と口語的に表現することが大半です。
リップルの特徴
リップルが注目されている点は、
- 銀行間の送金手続きが圧倒的に早くなること
- 手数料が大幅に安くなること
- 通貨間のブリッジ通貨(橋渡し役)としての機能を持つこと
リップル社CEOのクリス・ラーセンは、以下のように言及しています。
また、仲介機関を介さず最もレートの優れた金融機関を瞬時につなぐことができるため、送金手数料が下がることで、取引量の少ない通貨でのコスト削減は、特に効果が大きくなります。
リップルは、ビットコインのようにドルや円といった法定通貨に取って代わる電子マネーを生み出すことを目的とせず、”Rippleネットワーク”上で金融機関が発行する「Issuance」と呼ばれる電子的な手形を交換することで、国際送金を実現します。
リップル(XRP)の将来性
価格上昇につながる可能性のある「リップル(XRP)」の将来性について、情報を追記していきます。
1. Googleの出資
2014年4月に、米リップル・ラボのCEO「クリス・ラーセン」氏のインタビューが掲載された「日経ビジネス」の情報によると、
リップル・ラボはこれまでにグーグル・ベンチャーズの他、米投資会社のアンドリーセン・ホロウィッツやファウンダーズ・ファンド、中国のIDGキャピタルパートナーズなどから合計650万ドル(約6億5000万ドル)を調達した。
という一文があり、世界最大手のIT企業である「Google」が一枚噛んでいることが確認できます。
Google Ventures(グーグル・ベンチャーズ)は、2009年3月にベンチャー・キャピタル事業として設立した企業であり、将来的には、世界中で使用されているGoogleの決済サービス「Google Pay」にXRPが導入される可能性も考えられます。2. 「xRapid」の可能性
- xRapidとは
- xRapidは流動性コストを最小化したい送金業者や金融機関のためのソリューションです。XRPをブリッジ通貨とすることで、新興国市場への支払いにおける流動性コストを最小限にすることができます。
イギリスで銀行為替仲介業を行うCurrencies Directが先日、xRapidを使用した国際送金テストに成功し、金融機関での国際送金として利用も着々と進められています。
米Ripple社は、発展途上国との国際送金にXRPを利用するxRapidが適していると主張しており、「世界5大送金企業のうち3つの企業が、リップルのXRPトークンを会社の支払いシステムで使用する」ことをSNS上で明らかにするなど、XRPの需要拡大に対する関心が高まっています。
3 of the top 5 global money transfer companies plan to use XRP in payment flows in 2018. Even more in the pipeline. https://t.co/5JOlxe20Ur
— Ripple (@Ripple) 2018年1月5日
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3. 「xCurrent」の可能性
- xCurrentとは
- xCurrentはRipple社が提供する金融機関向けソフトウェア(国際送金システム)であり、金融機関とRippleNetを接続するためのソリューションのことです。これにより、中央集権型ネットワークを介することなく、リアルタイム送金が可能になります。
リップル社は、XRPを利用したxRapid送金だけでなく、xCurrentやxViaなど多くの送金ソリューションを提供しています。
2018年5月には、韓国の大手取引所Coinoneの子会社と、米Ripple社が提供する金融機関向けソフトウェア「xCurrent」のライセンス契約を締結するなど、世界各国で提携の動きが進んでおり、銀行にXRPが直接的に使われなかったとしても、国際的な取引や支払いを行う企業にとって、より低コストかつ迅速なXRPは魅力的な通貨です。
よって、今後どのような形で銀行に取り入れられたとしても間接的にXRP需要が高まり、結果その価値も上昇していくのではないかと考えられています。
リップルネットワークの開発者である「David Schwartz」氏は、以下のような見解を示しています。
USD(米ドル)とEUR(ユーロ)のような世界的な法定通貨の為替経路は、効率的に運営されているため、Ripple社はターゲットとしていないが、EUR(ユーロ)とINR(インドルピー)などの為替取引ではマージンが取りにくいことから、ある程度の出来高がある市場は非効率的かつ未成熟であることがわかる。
よって、XRPが”ブリッジ通貨の役割を担う”ことで、より効率的に為替取引を行うことができ、中継銀行が担っている役割を代替することができる。
また企業は、XRPによる支払いを行うことで、コストを半減させることが可能だ。
企業側がXRPによる為替経路で支払いを行うと仮定すると、すでにXRPを保有していることになるため、支払いの際に”XRPに変える”という部分のコストを削減することができる。
XRPを利用しないリップル送金ソリューションが世界各国で採用される事例が相次いだとしても、XRP送金システムの選択肢も付随するため、自ずとXRPの需要増加にもつながる。
このように国際送金をリップルのソリューションで提供しつつ、安価なXRP利用の送金システムも選択肢として柔軟に対応できるだけでなく、リップル社が主張する発展途上国との国際送金にXRPを利用するxRapidについて、発展途上国の送金における”為替スワップの改善策”として適しており、注力していると言及されています。
4. 新プロジェクト「Xpring」
2018年5月に公開された「Xpring」は、XRPレジャーやデジタル通貨である「XRP」を使用し、企業やプロジェクトに対し、出資や支援、補助金などを提供することで、XRPやXRPレジャーのさらなる普及を目指しています。
潜在的な使用分野は、身分証明、金融取引、ゲーム、仮想商品、原産地特定、不動産、保険、デジタルメディアなど多岐に渡っており、XRP及びXRPレジャーのユースケースが拡大するのではないかと期待されています。
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XRP(リップル)のリアルタイムチャート情報
XRPを取り扱っている取引所
ゲートウェイとは、法定通貨を仮想通貨であるリップルに交換するための取引所のことです。リップルと他の仮想通貨を取引できる取引所での取引のことはオフレジャーと言います。
日本語に対応しているゲートウェイは、
取引所 | 解説 |
---|---|
(日本) |
CEOの廣末紀之氏は野村証券出身。セキュリティの高さに定評のある取引所。 取引手数料が低く、チャート機能などトレーディングツールも充実している。 |
(日本) |
コインチェックと同じ「販売所形式」なので、手軽な反面、暴騰してボラティリティが高まると購入しにくくなるというデメリットも。 |
(日本) |
セキュリティに定評がある取引所で、2018年1月26日にXRPが上場。 QUOIN社のプロジェクト、LIQUIDプラットフォームの独自トークン「QASH」を扱っているのも大きな特徴。 |
(日本) |
ネット証券No.1の「SBI証券」をグループ会社に持つ、今夏開設予定の仮想通貨取引所。 CEOの北尾氏は、さまざまなリップル関連プロジェクトを推進しており、仮想通貨市場関係者からの注目度も高い。 |
リップル東京JPY (日本) |
IRBA(国際リップルビジネス協会)公認の取引所。 |
(日本) |
日本の最大手取引所だったが、仮想通貨の不正流出事件の影響で、大半の機能を停止中。マネックスグループ入りしたことで、営業再開が待ち望まれている。 |
(海外) |
2017年に開設され、世界最大級の取引量を誇るまでに成長した仮想通貨取引所。 取扱通貨も豊富。 |
おすすめ取引所
おすすめは、以下の3社です。
コインチェックなどの「販売所」では、即時購入ができるというメリットの代わりに、スプレッド(手数料)が割高になるというデメリットがあります。
bitbank
- セキュリティに定評がある
- 出来高が急増しており、取引が成立しやすい
GMOコイン
- 国内で最大5倍のレバレッジ取引が可能な唯一の取引所
- 取引手数料が無料(スプレッドは約4%)
- GMOインターネットは、東証一部(証券コード9449)上場で、大手企業ならではの資本力がある
QUOINEX
- セキュリティに定評がある
- トレードチャート機能が豊富で充実している
- 取引手数料は、約定料金の0.25%
また、個人投資家を多数抱えるSBIグループが、XRPを取り扱う仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシーズ」を近日開設予定で、期待が集まっています。
販売所と取引所の違い
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
特徴 | 販売元から仮想通貨を購入する | 売り板を出している投資家から購入する |
メリット | ボラティリティ(価格の変動性)が激しい時でも即購入できる | 取引手数料が安く、指値で取引可能 |
デメリット | 取引手数料が割高になる | 購入までに時間がかかる |
リップル(XRP)のおすすめウォレット
ウォレット(財布)はリップルアドレスとシークレットキーのペアです。
また、それらを保管するソフトウェアや媒体(紙など)もウォレットと呼びます。
ホットウォレット

ホットウォレットはネットワークに接続されたソフトウェア上にあるウォレットで、代表的なホットウォレットは「GateHub」があります。
両替や送金が速やかにできるので利便性が高いのですが、ネットワークに常時接続されていることによりセキュリティリスクが高いので、ホールドしておく場合には、コールドウォレットを利用したほうが安心です。
コールドウォレット

コールドウォレットはネットワークから切り離されたウォレットで、代表的なコールドウォレットは、紙にシークレットキーを書き込んだ「ペーパーウォレット」があります。
クラッキングなどで「秘密鍵」が漏洩する危険性がないため、シークレットキーの保管方法としては最も安全であると言われていますが、紛失・盗難・火災などのリスクもあるので、堅牢な金庫内に保管するなど注意が必要です。
BTCやXRPなどの仮想通貨を保存可能な、セキュリティの高い「ハードウォレット」としては、「Ledger Nano(レジャーナノ)」が存在します。
「Ledger Nano(レジャーナノ)」の使い方など、詳しい解説はこちらの記事を参考にどうぞ!
IOUとは

IOUは、取引時に顧客から引き受けた預金に対して発行される借用証書のようなもので、語源は英語の「I owe you.(私はあなたに借りがある。)」です。
リップルユーザー同士では、ゲートウェイから発行されるIOUで支払いをすることができます。
IOUの考え方は、ゲートウェイが発行する小切手のようなものと認識することが簡単かと思います。
実際の通貨(リップルの場合はXRP)が移動しているわけではなく、その金額の移動の証明が得られることになります。
IOUの発行は、基本的にユーザーの預金額に基づいて発行されているため、IOUの発行のし過ぎによるゲートウェイの破綻が起こらないようになってはいますが、ゲートウェイの信頼性の上に成り立ているものなので、短期的な取引にのみ利用することがリスクを最小限にする方法として有効です。
IOUのメリット
IOUのメリットの一つに、コスト削減があります。
例えば、A~Dというリップルユーザーである4人の人間がいたとします。その内Aがゲートウェイにて2 XRPを預け入れます。

これによりAはゲートウェイから発行された2 XRP分のIOUを入手しました。
その後、AがBとCに対して何らかの取引が成立し、支払い義務が生じたのでそれぞれにIOUを支払いました。

この状態では、BとCはそれぞれゲートウェイより1XRPずつ引き出す事ができます。
ここからBとCがDに対して何らかの取引の結果、IOUを支払ったとしましょう。

Dは2 IOUを手に入れたので、後はゲートウェイでいつでも好きな時にXRPを引き出すことが出来ます。

ここまでの流れで、先程「ゲートウェイが発行する小切手のようなもの」と説明した理由が分かったと思います。
現在、銀行振り込みで多額の手数料を取られている決済を、少額のXRPを支払うだけで即時行う事が出来るのです。
上記の例よりも煩雑な取引経緯を辿った場合、現在銀行で行われている決済とIOUによる決済で掛かる時間と手数料の差は、さらに大きくなっていくことでしょう。
リップリングとは
リップリングは、複数のゲートウェイを所有していて同じ単位のIOUを保持している場合(例えば、コインチェックとクラーケン)に、片方のIOUが他方のIOUに自動的に置き換わることを許可する機能です。
リップリングをONにしたIOUは、同じ単位の他のIOUに自動的に交換される可能性があります。
分散して所有していた「XRP」を一括して利用したい場合などには便利な機能です。
オートブリッジとは

オートブリッジは、ブリッジ通貨としてのXRPの役割のことです。
XRPを介して複数の通貨の取引の橋渡しをします。例えば「1JPY=1XRPと0.01USD=1XRP」の注文が出された場合、オートブリッジは2つの取引を合成し、「1JPY=0.01USD」の取引を可能にします。
オートブリッジを利用することによって、様々な通貨ペアの取引ができるようになります。
凍結(Freeze)
リップルには、規制の要求への対応や疑わしい活動を調査する間に利用可能な、Freeze(凍結)という機能があります。
XRP以外の残高(IOU)を一時的に止めたり、永遠に放棄したりすることができる機能であり、XRPの取引を制限するものではありません。
凍結には以下の3つの種類が存在します。
- Individual Freeze
- Global Freeze 発行したゲートウェイのIOU全て凍結してしまう機能です。凍結されている間はそのIOUはもう発行者に返す以外はできないため、リップルネットワーク上でも売れません。利用シーンとしては、ゲートウェイの秘密鍵が盗まれた場合に、発行したIOUでの取引を停止することができます。
- No Freeze
特定のウォレットにあるIOUを凍結する機能です。凍結されてしまうと、そのウォレットにあるIOUは発行したゲートウェイに返す以外は出来なくなります。リップルネットワーク上で売ろうとしても受理されません。この機能は、規約に違反した人や不正を働いた人の口座にあるIOUを凍結するために利用されます。
ゲートウェイはIOUの凍結機能を全て放棄することがノーフリーズです。一度放棄すると個別にウォレットのIOUを凍結する「Individual Freeze」は使えません。「Global Freeze」はたった一度だけ行使できます。ただ、有効にしてしまったら二度と無効にすることは出来ません。
マルチサイン
マルチサイン(MultiSign)は、アドレスに対してトランザクションを承認する複数の署名者のリストを持つことを可能にします。
リストは1〜8人から設定することができ、「5人のうちのいずれか3人」や「署名者Aとその他2人の署名者」といったようなバリエーションで取引の承認を行うことができます。
XRPのマイニング
仮想通貨では、マイニング(演算処理能力の提供やストレージの提供の対価として仮想通貨がもらえる)を行うことで新規通貨の発行が行われますが、リップルではすでに最大発行数である1,000億XRPが発行されているため、マイニングを行うことがありません。
またマイニングという形で取引の承認を行うのではなく、一部の承認者(validator)による投票で承認が行われます。これは、コンセンサス(consensus)と呼ばれ、リップル特有の認証システムです。
80%以上の承認者が有効と判定した取引のみを有効なものと判断し台帳に記録します。この仕組みで承認者のとなるリストは、UNL(ユニークノードリスト)と呼ばれます。
UNL内の各承認者はお互いを承認者として許可することでネットワークを形成しており、許可されなかった承認者はネットワークから除外されることになります。
リップルのユーザーは、UNLを自分で自由に選ぶことができますが、基本的にはRipple社が既定のものとして指定しているUNLを選びます。
Ripple社保有XRPロックアップ
発行された1,000億XRPのうち630億XRPはRipple社が保有しており、それが一挙に市場に流入することで価格の暴落が起こることが懸念されていましたが、そのうちの550億XRPはロックアップ(一定期間凍結)することがアナウンスされ、一挙に市場流入する懸念がなくなりました。
また、月に市場に放出できるリップルも最大で10億XRPとなり、大崩落の懸念がなくなったことにより、安定して利用することができます。
アドレス
リップルの残高は、アドレスにひもづけられて格納されます。
アドレスは、アカウントの公開鍵暗号ペア(公開鍵と秘密鍵)から生成され、公開鍵側を「リップルアドレス」、秘密鍵側を「シークレットキー」と呼びます。
リップルアドレス
リップルアドレスは、アカウントの公開鍵のハッシュをBase58でエンコードした「r」から始まるアルファニューメリックストリング(文字数字の列)で、アカウントを特定するための公開されたアドレスとして利用されます。
リップルアドレスを用いて、取引履歴や残高の確認を行うことができます。
シークレットキー
シークレットキーは、アカウントの秘密鍵から生成されたアルファニューメリックストリング(文字数字の列)で、リップルアドレスと似ていますが「r」の代わりに「s」から始まります。
シークレットキーを保持している限り、いつでもアカウント内にあるお金にアクセスできます。
これはもし他の方法でアクセスが出来ない場合、バックアップ方法として重要なことです。(例えば、あなたの電話が二要素認証のテキストを受信できない時)
他のアクセス方法がない場合、シークレットキーがないと、ロックアウトされ、自分のアカウントを使用できません。シークレットキーは如何なる状況でも自分のアカウントにアクセスできる唯一の方法です。
まとめ
リップルが目指しているものは、単なる決済手段ではなく銀行間の送金手続きの簡素化です。
それを根拠に流通を目的としていないとして今後、リップルの個人間取引がなくなると考えている人がいる反面、銀行間のブリッジ通貨としての地位を確立することによってリップルの価格が担保され、一定の価値が存在すると考えている人もおり、なかなか将来性を見透すことができません。
国内の42の銀行がリップルを利用を表明していること、海外では、中央銀行での採用例もあり、今後も、価値がなくなることはないと考えられます。
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