はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Ripple主催の「SWELL2020」開幕、過去の値動きとXRP相場への影響

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)

米リップル社主催の国際カンファレンス「SWELL2020」が本日より開幕する。今年は世界的な新型コロナ感染拡大の影響により、初のバーチャル開催となっている。

SWELLは、「巨大な波(XRP革命の大きさ)」を意味する用語で、世界各国における、政治・経済界、銀行業界、ブロックチェーン業界のリーダーが一堂に介し、「送金の未来」について議論する場となる。

XRPの値動きは

XRP(リップル)の値動きは小幅推移に留まっていることからも、例年と比較して、良くも悪くも市場への影響は年々下がっているといえる。

XRP/USD 4時間足

19年のSWELLでは、直近安値から43日間かけて最大で約50%の上げ幅を見せたXRP。

一方、今回は直近安値から20日かけて約20%の上昇となっている。どちらかと言えば、米株市場やビットコインなど関連市場の地合いに左右される向きの方が強く、SWELLが材料視されてきたとは言い難い。

材料視されたか否かは、過去の相場推移を見れば一目瞭然だ。

SWELL前後の値動き(CoinPost補足)

18年のSWELLで顕著だったように、イベント前に思惑で急騰した場合、相場のセオリー「Sell the fact(噂で買って事実で売る)」が鉄則である。材料出尽くしの反動による大口の利確や期待のハードルに届かなかった場合の失望売りなどが警戒される。

したがって、相場が沈静化している今回は、無風で終わるか、むしろ材料次第ではポジティブサプライズと捉えられるのではないかと見る向きもある。

カウントダウンイベントを大々的に衆目を集めた17年の「第1回SWELL」、クリントン元米大統領などを豪華ゲストを招いた18年の「第2回SWELL」と比較すると、19年,20年は質実剛健な布陣で迎えたRipple社。

SWELL2018のゲスト

ここ数年で劇場型マーケティングを抑制した背景としては、仮想通貨バブル崩壊でアルトコイン市場全体が低迷している影響のほか、すでに認知第一フェーズを脱し金融機関などへのユースケースが広がりつつあること、19年4月にSBIホールディングスの北尾社長が米Ripple社の役員に就任したことなどが影響している可能性が考えられる。

関連:SBI北尾社長インタビュー『仮想通貨(ビットコイン)市場の将来性とリップルの展望』

いずれにせよ、今後もSWELLは仮想通貨業界のトレーダーのみならず、各国の金融マーケット関係者からも大きな関心と注目を集めることが想定されるため、動向を注視する必要がありそうだ。

関連:リップル社の国際カンファレンス、開幕は「14日16時」──Swell2020 アジェンダ・登壇者情報

ビットコイン動向

14日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比-0.32%の120.6万円(ドル)に。

1つ上のレンジに移行して推移するものの、金融市場に大きな影響を及ぼし得る「米大統領選」を11月3日に控えている影響もあり、再び上値は重くなりつつある。

資産運用会社Stone Ridge HDによる1億ドル相当のBTC購入が新たに判明した。Square社による4,709BTCの購入やMicroStrategy社による38,250BTC購入に続く動きとして関心が集まっている。(詳細は以下)

関連:企業が100億円超のビットコインを購入──新たに資産運用会社、米国で事例続く

新型コロナウイルスのパンデミックに伴う世界経済の不確実性や、大規模金融緩和の盈虚うで米ドルなど法定通貨のインフレ懸念が強まるなか、ビットコインはオルタナティブ資産として足元のモメンタムは引き続き良好と言えるだろう。一方、BTC先物市場の資金調達率はフラットに戻りつつあり、需給面でのロングの優位性はやや失われつつある。

BTC上昇に伴い強気予想が増える一方、年初来高値を超えずに推移することから、戻り高値の売り場とする弱気予想も散見される。

海外アナリストのTraderXO(@Trader_XO)は、フラクタクル分析で19年夏〜秋にかけて起こったトレンド転換に重ね合わせ、9,000ドル付近までの再転落を見据えている。

19年との比較

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧