はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の週次レポート

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は高値圏での揉み合いが続き、10日正午時点で、1860万円周辺で推移している。

自民党総裁戦で高市氏が勝利したことで、週明けのBTC円はドル円相場の上昇を背景に1870万円を回復すると、米ハイテク株の上昇に連れて1900万円に肉薄し、史上最高値を更新した。

翌7日の米国時間にはバイナンスから大量のBTCとイーサ(ETH)が他社取引所に送金されたことが嫌気され、相場は一時1840万円を割り込むも、米政府の閉鎖が続くなか、その後は押し目買いが入り戻りを試した。

しかし、金(ゴールド)相場が8日に4000ドル台に乗せたこともあり、過熱感から利益確定売りが出るなか、BTCは1900万円トライに失敗しており、今週は底堅くも上値の重い展開が続いている。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

米政府機関の閉鎖により様々な経済指標の発表が延期されたことで、足元の米国債や株式市場はやや方向感に欠ける展開となっている。

ゴールドこそ逃避資金の流入で今週も上値を伸ばしたが、4000ドル上抜け後には利食いで反落しており、BTCはこうした金融市場の動きに板挟みとなっている模様だ。

ただ、今月1日の米政府機関の閉鎖を契機に米国の現物ビットコインETFへの資金流入は加速。直近数日で流入額は落ち着きを見せているが、閉鎖が解除されない限り、BTCの下値は堅いと見て良さそうだ。1835万円周辺は、ドル建てで節目の12万ドルとなっており、BTCのオプション市場においては同水準のストライクが最大ピンとなっている。

来週は、本来であれば米国の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)といった重要なインフレ指標が発表される予定だが、政府の閉鎖が続けばこれらの指標の発表も延期される。更に、15日には米軍人に対する給与の支払いが迫っており、支払いが履行されなければ、政府への不信感が強まるだろう。

ただ、重要指標の発表が延期されれば、BTC相場がブレイクアウトするだけの材料にも乏しいと言え、目先も高値圏での日柄調整が続く可能性が指摘される。

他方、ビットコインは来週18日、重要な日を迎える。これまで、ビットコインの半減期を基点とする「半減期サイクル」が市場では注目されてきたが、サイクルにおける上昇トレンドの期限が18日に迫っていると言える。

2016年と2020年の半減期後は、それぞれ525日と546日の約半年で史上最高値を記録しており、今回のサイクルの546日目が10月18日となる(第2図)。

【第2図:半減期を100としたBTC対ドルの指数化チャート】
出所:Glassnodeより作成

今年の第三・四半期からクジラによるBTC売却が度々観測されてきたが、こうした動きの背景にはサイクルを意識した警戒感があると指摘される。よって、来週も上昇トレンドの「賞味期限」を意識した売り圧力には注意しておきたい。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連:ビットバンクプラス公式サイト

過去のレポート一覧

WebX アンケートご協力のお願い
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 木曜日
18:34
米上場のナカモト、第1四半期純損失約375億円 BTC5000枚超保有も価格急落の影響を受ける
米上場のナカモトが2026年第1四半期決算を発表。BTC価格下落による評価損で純損失は約375億円(2億3,880万ドル)に達した一方、BTC Inc.ら買収によりビットコイン特化型企業としての基盤を確立した。
17:11
ビットコイン現物ETF、7日平均が1日約139億円の純流出、2月中旬以来最大ペース=グラスノード
米国ビットコイン現物ETFの7日移動平均純流出が1日あたり8,800万ドル(約139億円)に達し、2月中旬以来最大の流出ペースを記録。当時と異なり価格は8万ドル台で推移しており、機関投資家が反発局面を売却に充てている実態をglassnodeが指摘した。
15:58
ムーディーズが予測、「トークン化は金融インフラを変えるが銀行の排除は起きない」
ムーディーズがトークン化資産と仮想通貨決済の将来を3シナリオで分析。既存金融機関の役割は維持されるとしつつ、ステーブルコインやトークン化預金の台頭に注目。
15:31
クラリティー法、審議前夜の超党派協議が決裂か 党派対立での審議へ=報道
米上院の超党派交渉が決裂し、クラリティー法の委員会審議は党派対立に。倫理条項とBRCA条文の溝が合意を阻んだ。
14:00
平将明元デジタル相が日本版Project Glasswing始動を明かす
平将明 元デジタル大臣がT4IS2026で明かした最新政策動向とは。日本版Project Glasswingが8日にキックオフ、AIオンチェーン金融構想PTは連休明けに政策提言を公表予定。
13:55
米CFTCが予測市場含むイベント契約のデータ報告義務を執行見送り、取引所手続きを一本化
米商品先物取引委員会(CFTC)は13日、完全担保型イベント契約に関するスワップデータ報告・記録保管義務について執行を見送るノーアクション措置を発表した。予測市場で広く採用されるイベント契約を巡り、取引所や清算機関の手続き負担が軽減される。
13:25
ConsensysとLedgerが米国IPOを延期・保留、仮想通貨の冬が上場計画に影響
LedgerとConsensysが市場環境の悪化を理由に米国IPOの延期・保留を決定した。Krakenも無期限延期するなど、仮想通貨企業の上場計画が相次いで見直されている。2026年唯一の上場事例となったBitGoはIPO後に株価が35%下落しており、投資家心理の不安定さが浮き彫りになっている。
11:35
ビットコイン上昇は利益確定売りと米国での需要低迷により抑制=クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインは主要な抵抗線まで上昇後、利益確定売りなどにより上値が抑制されていると分析する。
11:20
ソラナ基盤ジュピター、ビットワイズ関与のレンディング市場をローンチ
ソラナブロックチェーン基盤のジュピターは、仮想通貨運用企業ビットワイズが関与するレンディング市場をローンチ。機関レベルの監督をDeFiレンディング市場に提供する。
09:59
キヨサキ氏、インフレ警告 金・銀・ビットコイン・イーサリアムで資産防衛促す
著名投資家キヨサキ氏がXに投稿し、イラン情勢と国家債務を背景にインフレリスクを警告。金・銀・ビットコイン・イーサリアムによる資産防衛を呼びかけた。
09:35
米金融大手フィデリティ、チェーンリンク基盤のトークン化米国債ファンド「FILQ」ローンチ
フィデリティが仮想通貨チェーンリンク基盤の機関投資家向けトークン化ファンド「FILQ」をローンチ。ムーディーズよりAAA格付けを取得した。ステーブルコインでの投資が可能。
08:50
新興ブロックチェーンの資金調達の3つの示唆、ビットワイズの幹部が提示
ビットワイズの幹部は、アークとカントンネットワークとテンポの新興チェーンを取り上げて仮想通貨の3つの示唆を提示。それぞれの資金調達や大手企業との協業が同時期に明らかになったことに注目している。
08:15
アンソロピックとOpenAIの未公開株連動トークンが40%以上急落、無効警告を受け
ソラナ基盤のPreStocksが発行するアンソロピックとOpenAI連動トークンが暴落。両社がSPVやトークン経由の株式譲渡を無効と警告したことが背景にある。
07:25
人工知能Claudeが11年間紛失のビットコイン復元に成功、6200万円超資産を救出
アンソロピック社のAI「Claude」が、11年間アクセス不能だった仮想通貨ウォレットから5BTC(6200万円超)を復元した事例が話題に。既存の復旧ソフトの不具合を特定し、自ら復号ロジックを書き換えるという、AIの高度な推論能力が実証された。
07:00
米クラリティー法、委員会採決前夜に100本超の修正案が乱立 倫理条項の合意が焦点に
米上院銀行委員会は米時間14日、仮想通貨規制の包括法案「クラリティー法」の審議・採決を実施するが、ステーブルコイン報酬、トランプ一家の仮想通貨関与、DeFi規制など100本超の修正案が提出された。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧