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仮想通貨XRPを介すODL送金、利用率はRippleNetの2割=リップル社CEO

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ODLの利用率

15日に閉幕したリップル社の年次カンファレンス「Swell2020」で、CEOのBrad Garlinghouse氏がODL(オンデマンド流動性)とRippleNetの利用状況について紹介を行い、約2割(20%)のRippleNet送金は、暗号資産(仮想通貨)XRPを介したODL送金が占めていることを伝えた。

RippleNetはリップル社が提供する総合送金ソリューションで、現在はODLがその中に含まれている。ODLはXRPを活用し、異なる通貨間で行われる国際送金を高速で実行するサービスだ。

Garlinghouse氏は、ODLとXRPはリップルのグローバル拡大および長期的成功にとって必要不可欠な要素としてこのように説明を行なった。

XRPは、RippleNetの利用を推進する重要な存在だ。速度やスケーラビリティ、低いトランザクション手数料といった要素はXRPを即時送金と価値の交換の最適な手段とさせている。ペイメントのために作られ、実際の有用性を持っているから、うまく機能しているわけだ。

2年前にODL(当時の名称:xRapid)はローンチされた。現在ODLのトランザクションはRippleNet全体の20%を占めている。その規模は約20億ドルにも及んでいる。(これまでの送金額)

RippleNetの状況

また、RippleNetの利用状況についても、Garlinghouse氏はデータを公開した。

データによると、RippleNetはローンチから3年間で、200万のトランザクションと合計金額70億ドル以上を処理。数百のクライアントを持ち、アジアなどの新興市場にも展開している。アジア・パシフィック、ラテンアメリカ、およびアフリカからも関心度が高まっているという。

Garlinghouse氏は、「これらの地域は今後10年間、コルレス・バンクはなくなっていくだろう」と展望を語る。

リップル社が新たに公開した「RippleNet」と「ODL」の稼働可能地域を示すマップによると、インドネシアやオーストラリア、アフリカの一部などもRippleNetとODLのサービス可能な地域に含まれている。需要とリーチの拡大がデータで示された格好だ。

出典:Ripple

Swell2020の注目記事はこちらとなる。

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