RippleのQ1レポート
リップルは30日、2020年Q1(1〜3月)のXRPマーケット報告書を公開。
Q1におけるXRPのプログラムセールや機関投資家への直接販売、ODLの送金高など、仮想通貨XRP関連の情報を開示した。
XRP販売について
まず、Q1におけるプログラム販売数はQ4に引き続き、『0』を表示した。これはリップルが昨年Q3の間からプログラム販売を停止している結果だ。
Q1のXRP販売額は、『機関投資家への直接取引(OTC)』のみで、計175万ドル。これはQ1におけるXRP販売額の合計となり、過去の販売データと比較すると極めて低いデータとなった。
前四半期に当たるQ4の1308万ドルと比較して、約87%減。1年前の2020年Q1の1億6942万ドルと比較して99%減の水準に相当する。
Q4レポートでも説明したように、リップルは19年Q2よりベンチマーク「CryptoCompare Top Tier」の仮想通貨市場データを採用しているため、販売額を定める上で参考にしていたマーケットデータが変更し、機関投資家の直接取引は大幅に減少することになった。
もちろん、その時のXRP価格も四半期ごとの平均価格は異なるが、それを鑑みても、販売量は大幅に減少させていることがデータから見て取れる。
XRPのエスクローBot
上述の販売数にあたるXRPは、暗号化エスクローサービスにロックアップされてる毎月最大10億分XRPに関連したもの。リップルは4月より、より資金の追跡透明性を高めるために、ツイッターで利用できる『@XRP_EscrowBot』というアカウントを開設した。毎月のエスクロー解除および再ロックアップをリアルタイムで見ることができる。
Q1では3ヶ月に渡り計30億のXRPがリリースされたが、実際に利用されたのは3億XRPで、27億XRPが再ロックアップされた。
ODLの送金高
XRPを利用するODL(旧xRapid)の利用状況についても説明。
昨年Q4に比べ、今年Q1において、ODLの送金高(トランザクションボリューム)は約3倍増で、米ドルに換算すれば294%高と記録したという。
参考:Ripple