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海外取引所からの乗り換え先は?ユーザー評判で見る新興銘柄&板取引対応の国内取引所

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海外取引所の代わりになる国内取引所

暗号資産(仮想通貨)投資において、取引所選びは重要な要素です。特に最近は、金融庁による規制強化を受けて、国内からの海外取引所へのアクセスが制限される可能性も指摘されています。

そこで備えておきたいのが、取引環境の優れた国内取引所の口座開設です。近年は、以下の3つの観点で、海外取引所に近いサービスを実現している取引所が現れています:

  1. 取扱銘柄数:新興のアルトコインが豊富
  2. 取引環境:板取引での取引が基本
  3. 送金機能:マルチチェーン対応

中でも、以下の2社が取引環境、ユーザー評価の両方で際立っています。

これらの取引所は、「海外取引所並みの使い勝手」を実現しつつ、セキュリティや使い勝手の面で国内取引所としてのメリットも兼ね備えています。

本記事では、投資歴10年以上のベテランから初心者まで、幅広い投資家から支持を集めるこの2社を中心に、国内取引所のサービスを比較していきます。

💡この記事でわかること
  1. 国内取引所の選び:3つの指標
    1. 取扱銘柄数と板取引環境
    2. 出来高と流動性
    3. 出庫対応とマルチチェーン
  2. おすすめ取引所の詳細

国内取引所の選び:3つの重要指標

2025年に入り、国内取引所の中には、「海外取引所のような使い勝手の良さ」を実現しているサービスも出てきています。では、実際にどの取引所がどんな特徴を持っているのでしょうか。ユーザーの声とデータを基に、その違いを見ていきましょう。

1.取扱銘柄数と板取引環境

まず着目したいのが「実際に取引できる銘柄の数」です。単なる取扱銘柄数だけでなく、「板取引で取引可能な銘柄数」が重要なポイントとなります。

なぜなら、板取引は販売所取引と比べてスプレッド(売値と買値の差)が小さく、より有利な価格での取引が可能だからです。経験豊富な投資家ほど、この違いを重視する傾向にあります。

取引所名 取扱銘柄数 板取引対応銘柄 取引所
24h出来高
手数料(Maker/Taker) 備考
暗号資産(仮想通貨)取引所 bitbank 41 41 C(500~1,000 BTC) -0.02%/0.12%
暗号資産(仮想通貨)取引所 OKJ
44 43 D(~500 BTC) 0.07%/0.14%* *Lv1:100 万円未満/直近30日間の取引量の場合
暗号資産(仮想通貨)取引所 GMOコイン 27 24 D(~500 BTC) -0.01%/0.05%
暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック 31 20 A(1,500 ~3,000 BTC前後) 無料* *主要銘柄のみ
暗号資産(仮想通貨)取引所 bitFlyer 37 6 A(1,500~3,000 BTC前後) 0.15%/0.15% *直近30日の現物取引量が10万円未満の場合
*数字はコインポスト調べ:2025年2月時点

この表から、現在の国内取引所には二極化が見られます。ビットバンクとOKJはほぼ全銘柄で板取引に対応。一方、他社では販売所で多くの銘柄を扱う反面、取引所の取扱い状況は限定的(GMOコイン24銘柄、コインチェック20銘柄、ビットフライヤー6銘柄)です。

40代 男性:投資歴10年未満

bitbankへの評価: ★★★★★

「bitbankで取り扱われているすべての銘柄が取引所と販売所の両方にあるので良心的。また、取扱銘柄の選定が優れていると感じます。あとはUIも良くて使いやすいです。」

20代 男性:投資歴3年未満

OKJへの評価: ★★★★

「有望な銘柄を国内でいち早く上場してくれるから重宝している。」

取引手数料を見ても、ビットバンクとOKJは競争力のある水準です

  • ビットバンク:Maker手数料-0.02%(リベート)/Taker0.12%
  • OKJ:Maker0.07%/Taker0.14%
  • ビットフライヤー:0.15%/0.15%

40代 男性:投資歴10年以上

OKJへの評価: ★★★★★

「手数料の安い取引所での銘柄が充実しており、他社よりも早く新規銘柄が上場される傾向がある。カスタマーサポートも返信が早く安心できる。現物取引に逆指値があるのは注目すべき。」

単純な手数料率だけでなく、「ほぼ全銘柄で板取引が可能」という点も、実質的なコスト削減につながる重要なポイントと言えます。これらの違いは、特に頻繁に売買を行うアクティブな投資家にとって、取引コストの差となって表れてきます。

豊富な銘柄と板取引環境で選ぶなら

2. 出来高と流動性

「出来高」は、取引所選びの重要な判断材料です。なぜでしょうか?

それは、出来高が大きいほど「より有利な価格で取引できる」可能性が高まるからです。具体的には:

  • 注文が約定(取引成立)しやすい
  • 売値と買値の差(スプレッド)が小さくなりやすい
  • 大口取引でも価格が大きく動きにくい

主要通貨であるビットコインやイーサリアムについては、老舗取引所も充実した取引環境を提供しています。コインチェックやビットフライヤーといった取引所では、厚い板と豊富な取引量を背景に、大口投資家の取引も多く入っています。

しかし、アルトコインになると様相は異なります。アルトコインの流動性を具体的に見てみましょう。

例えばOKJのソラナ(SOL)市場では、30万円規模の取引なら価格への影響は約0.2%(約60円)に収まるため、市場価格(30,648円)に対して大きなスリッページは発生しません。

2月11日、価格変動の少ないタイミングでの板の状況 SOL/JPY 出典:OKJ

上図の売り板では30,694円に66.59 SOLの売り注文(約2,043,913円分)が並んでおり、150万円規模の大口取引でも価格変動は約0.5%程度に抑えられる流動性があります。スプレッドも0.15%(46円)と狭く、安定した取引環境が確保されています。

ビットバンクのリップル(XRP)市場も同様に、充実した流動性を誇ります。24時間出来高は37億円以上を記録することも。一般的な投資家の取引サイズであれば、ほとんど価格影響を気にすることなく取引できる環境が整っています。

40代 男性:投資歴10年以上

OKJへの評価: ★★★★★

「他の国内取引所はほぼ販売所で、高額なスプレッドを取っていて、使えば使うほど損失を生むような所ばかり。OKJは、取引所で全ての銘柄を取引でき、手数料も安く、入金出金も迅速、銘柄の拡充も積極的で、照会対応も早く、抜群です。」

50代 男性:投資歴10年未満

bitbankへの評価: ★★★★

「板取引が使いやすい。国内取引所としては流動性がある。」

このように、両取引所はアルトコイン市場でも十分な流動性を確保。スムーズな取引環境を提供しています。

豊富な銘柄と板取引環境で選ぶなら

3. 出庫対応とマルチチェーン

仮想通貨投資において、入出庫機能の充実度は投資の幅を大きく左右します。中でも注目すべきは「マルチチェーン対応」と「24時間送金対応」の2点です。

マルチチェーン対応って何が便利なの?

取引所名 ETH SAND DAI AVAX
暗号資産(仮想通貨)取引所 OKJ ・Ethereum
・Arbitrum
・Ethereum
・Polygon
・Avalanche C-Chain
・Avalanche X-Chain
暗号資産(仮想通貨)取引所 bitbank ・Ethereum
・Arbitrum
・OP Mainnet
・Ethereum
・Polygon
・Ethereum
・Arbitrum
・OP Mainnet

たとえば、イーサリアムを使う場合を考えてみましょう。最近のDeFi取引では、手数料の安いOptimism(OP)やArbitrum(ARB)といったL2チェーンの利用が一般的です。マルチチェーン対応があれば、これらのチェーンに直接送金できるため、余計な手数料(ブリッジ手数料)を節約できます。

実際のユーザーからも高評価を得ています:

20代 男性:投資歴3年未満

bitbankへの評価: ★★★★★

「イーサリアムはL2に対応していますし、海外取引所への送金もスムーズ。手数料の節約になっています。取引所との連携も問題なくできるのが助かります。」

出庫対応に関する評判が高い

もう一つの重要なポイントが「出庫のタイミング」です。出庫対応が早いと以下のような利点があります:

  • 夜間のDeFi取引も即座に対応可能
  • 休日でも資産移動がスムーズ
  • 相場変動時の機動的な対応が可能

ユーザーの声からも、その価値が伺えます:

30代 男性:投資歴5年以上

OKJへの評価: ★★★★★

「多様なサービス内容、24時間入出金対応、カスタマーサポートの対応もはやい、なにもかもスピーディーのイメージ。バックグラウンドは世界的にも有名なとこなので全てにおいてグローバルな水準を感じる。」

20代 男性:投資歴3年未満

bitbankへの評価: ★★★★★

「まず、出金先アドレスの新規登録申請から登録完了までが早いです。即座反映だと思います。他社だと出金先アドレスを追加するのに1時間近くかかったりします。また、出金の実行も早いです。海外取引所と遜色のない対応の早さだと感じています。全体的に直観的なUIで使いやすいです。」

ビットバンクとOKJはマルチチェーン対応の点で、他社と比べて明確な優位性があります:

このように、主要な指標で比較してみると、ビットバンクとOKJが総合的な使いやすさで一歩リードしていることがわかります。これらの特徴は、特にDeFiやブロックチェーンゲームなどの投資機会を探りたい投資家にとって、大きなメリットとなっています。

送金対応で選ぶなら

おすすめ取引所の詳細

流動性・送金対応に優れた「bitbank」
bitbank
bitbank(ビットバンク)は、2014年から運営する国内最大級の現物取引所。関東財務局登録済みの暗号資産交換業者(登録番号 第00004号)。 海外取引所の利用が難しくなる中、全銘柄の板取引対応・複数ネットワークでの送金可能という強みを活かし、安心して利用できる環境を提供。
全銘柄「取引所形式」で売買|スプレッドを抑えた板取引が可能
流動性の高さ|ETH・XRPなど主要銘柄で国内トップクラスの出来高
送金対応|ETH・SOLなど主要ネットワークに対応
bitbankの主なスペック
取扱い通貨 全41種類
取引方法 販売所・取引所(板取引対応)
最低取引単位 販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.0001 BTC
送金対応 ETH、SOL、USDTなど主要ネットワーク対応
各種手数料 取引所のメイカー取引で「マイナス手数料」を採用。
アプリの使い勝手 本格的なトレード機能を備えつつ、シンプルな操作性。

ビットバンクの主な口コミ(CoinPost独自調査)

50代 男性:投資歴10年以上

評価: ★★★★

「間違えて送金した時など対応がしっかりしていた。諦めていた通貨がちゃんと戻ってきた。」

〈*公式サイトによると、暗号資産の出金には、最大1~2営業日かかる場合があります。多額の引出に関しては承認までお時間をいただく可能性があります。〉

SUI、SOLなど人気銘柄を取り扱う「OKJ」
OKJ
OKJは、国際的な暗号資産取引を展開するOK Groupの日本法人。 全銘柄で板取引が可能で、高い流動性と狭いスプレッドが魅力。 さらに、主要ネットワークへのスピーディーな入出庫に対応し、海外取引所締め出しのリスク対策としても優れた選択肢。
ほぼ全銘柄の板取引対応|取引所形式で簡単売買
出来高に応じたディスカウント適用の手数料体系
「24時間365日の出庫対応」体制、スピーディーと好評
OKJの主なスペック
取扱い通貨 43種類
取引方法 販売所・取引所(全銘柄板取引対応)
最小注文数量 0.00005 BTC(取引所・販売所)
送金対応 Arbitrum・Avalanche C/Xチェーン対応
各種手数料 取引所手数料:Maker ~0.07%、Taker ~0.14%
アプリの使い勝手 板情報・チャートを見ながら直感的に取引可能

OKJの主な口コミ(CoinPost独自調査)

30代 男性:投資歴5年以上

OKJへの評価: ★★★★★

「多様なサービス内容、24時間入出金対応、カスタマーサポートの対応もはやい、なにもかもスピーディーのイメージ。バックグラウンドは世界的にも有名なとこなので全てにおいてグローバルな水準を感じる。」

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