イーサリアムを買い増し
ファンドストラット共同創設者のトム・リー氏が率いるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(以下、ビットマイン)は3日、過去1週間でイーサリアム(ETH)を8万2,353ETH(現レートで400億円相当)買い増ししたことを発表した。
これで2日時点の合計保有量が約340万ETHに達し、イーサリアム総供給量の5%取得を目指す投資戦略を掲げる中で現在は2.8%超を保有。現金についても1週間で約3億ドルから約3.9億ドル(約598億円)まで増加したとしており、まだ買い増しの余力があることを示唆している。
リー氏が会長を務めるビットマインは、イーサリアムの保有量が最も多い企業。「Strategic ETH Reserve」のデータによれば、保有量2位のシャープリンクゲーミング(86万ETH保有)に大きな差をつけている。
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リー氏は発表で、イーサリアムに強気な見方を改めて示した。ステーブルコインの供給量が増加したり、アプリの収益が増えたりして、基礎的な材料(ファンダメンタルズ)が加速度的に強化されていると指摘している。
その上で「ほとんどの場合は価格がファンダメンタルズを先行するが、時にはファンダメンタルズが先行し、価格はより高い水準に収束する」と分析した。
また、米中対立への懸念の高まりから10月10日に相場が急落して過去最大規模の清算が行われたり、過去8週間でイーサリアムの建玉が多く減少したことにも言及している。
そして、この市況は相場にとって健全であるとし、価格とファンダメンタルズが収束する基盤ができたとの見方を示した。
株式にも言及
今回の発表でビットマインは、「statista」のデータも活用して、自社の株式の取引が非常に多いことにも言及。先月24日時点の5日間平均で、日間の出来高は15億ドル(約2,300億円)だったと説明した。これは、米上場の5,704銘柄の中で60位だとしている。
リー氏は発表の中で、第4四半期(10月から12月)は株価と仮想通貨が上昇する傾向にあると述べているが、本記事執筆時点で同社の株価は下落基調にある。
4日の終値は39.55ドルで、前日比マイナス7.72%。6カ月前と比較すると437%超上昇しているが、前月比では31%超下落している。
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