WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン現物売り優勢で膠着、ゴールド・株高の中で独自の値動きに|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(10/22 AM10時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は横ばいの推移を続けている。日経平均株価が5万円に迫り、金(ゴールド)も最高値圏にあるなかで、ビットコインのみが低調な動きを示している。11日にBinanceおよびHyperliquidで発生した「流動性ショック」の影響が依然として尾を引いていると考えられる。

関連:金価格、2020年以来の下落幅 ビットコインへ資金移動か

10月21〜22日相場状況

オーダーブックを確認すると、ASK(売り)側に厚い板が形成されている一方で、10万ドル付近にも厚いBID(買い)板が存在している。現状、上下いずれの方向にも価格が大きく動く可能性を内包しているといえる。11日の急落直前には大口のショートポジションが新規に建てられており、市場参加者の間では依然として大口による仕掛けへの警戒感が根強い状況にある。

成行注文の状況をみると、全体として売り注文が優勢である。特に現物市場での売り圧力が顕著であり(下画像赤枠)、これが直近の下落の主因となっている。

主要アセットとの過去2か月間の相関係数をみると、S&P500との相関は+0.14、金は−0.12、原油は−0.01となっており、ビットコインは他のリスク資産やコモディティと独立した値動きを示している。また、米国債利回りが低下していることにより、ステーブルコイン発行の利回り妙味が減少しており、これがビットコインの停滞要因の一つとなっている可能性がある。

関連:ビットコイン大口保有者が現物をETFへ持ち替える事例、ブラックロックなどで増加傾向に=ブルームバーグ

現状分析(10/22日 AM10時)

ゴールドや株式市場が史上最高値圏に位置する中で、ビットコインはその上昇波に乗り切れていない。11日の流動性ショックによって生じた市場への不信感が払拭されておらず、横ばいの推移が続いている。ただし、オーダーブック上の板の厚みは増しており、いずれかの方向に価格が傾いた場合、ボラティリティが急拡大する可能性が高い。

投資の世界には「板は厚いほうに流れる」という格言がある。現状、現値より高い価格帯および10万ドル付近に厚い板が確認されていることから、短期的にはこれら両方を試す展開も十分に想定される。市場は静けさの中に緊張感を孕んでいる状況にある。

関連:強気相場はいつまで続く?仮想通貨のトップアナリスト3人が価格予想|WebX2025

今後の重要な日程

  • 10/24日 米PMI
  • 10/30日 米FOMC
  • 10/30日 米GDP
  • *米政府閉鎖により発表が遅れる可能性あり
  • 過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    WebX アンケートご協力のお願い
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    06/11 木曜日
    14:47
    モルフォ、「DeFi史上最大級」約280億円調達 パラダイム・a16z・SBIグループ参加
    DeFiレンディングプロトコルのモルフォが1億7500万ドル(約280億円)の資金調達を発表。パラダイム、a16zクリプト、リビットキャピタルが主導し、SBIグループも出資に参加した。
    13:55
    ステラ、量子コンピュータ対策を発表  2027年末までに量子耐性署名への移行対応完了目指す
    ステラ開発財団(SDF)が量子対応計画(QPP)を発表した。QPPは3段階で実施され、2027年末までに全アカウントの量子耐性署名への移行完了を目指している。
    13:10
    ビットコイン市場は調整の後期段階か、需要枯渇が顕著=グラスノード
    グラスノードによると仮想通貨ビットコインは割安圏に位置するも反発は見られず短期保有者の95%超が含み損を抱えている。調整の後期段階の特徴を示す相場だとの分析を示す。
    11:57
    大阪取引所、ビットコイン先物を28年投入へ ETF解禁に合わせ=日経
    大阪取引所の多賀谷彰社長がビットコイン先物の2028年投入方針をインタビューで明らかにした。金融庁が同年をめどに進める投信法施行令改正と歩調を合わせ、ETF解禁後の機関投資家のヘッジ需要に対応する。
    11:02
    マスターカード、AIエージェント決済向けの新サービス発表
    マスターカードは、AIエージェント決済向けの新サービスを発表。リップルやソラナ財団、仮想通貨取引所コインベースなどと協業もして、次世代のデジタル商取引をサポートしていく。
    10:44
    仮想通貨の新規トークン調達、Q2は85%減 5年ぶり最低水準か=CryptoRank
    CryptoRank.ioの集計によると、2026年第2四半期のIEO・ICO・IDO合計調達額は5,800万ドル(約93億円)と前四半期比85%減。販売件数も37件にとどまり、2025年Q1のピークから急落した背景を解説する。
    10:25
    米国政府がFTX押収のLINKトークンを売却か、1.2億円相当
    米国政府がFTX・アラメダ研究所の押収資金から約98,590 LINK(約76.8万ドル)をコインベース・プライムへ送金したことが、10日のアーカムデータで明らかになった。トランプ政権の大統領令により、ビットコイン以外のアルトコインは引き続き売却対象となっている。
    10:00
    レイディウム、廃止済みプログラムが悪用 2億円超相当流出
    分散型取引所レイディウムが廃止済みの旧AMM V3プログラムへの不正アクセスを確認。RAY・SOL・USDCなど約134万ドル(約2億1,500万円)相当が流出した。現行プログラムへの影響はなく、損失補填はレイディウムの財務から行うとしている。
    09:30
    ビットコイン、バリューゾーン入りも需要縮小で底値は未確定=クリプトクアント
    クリプトクアントが仮想通貨市場の週間レポートを発表。ビットコインはバリューゾーンに近づいているものの、需要が落ち込んでおり強気転換の条件は揃っていないと指摘した。
    08:30
    リップル社、XRPL上のAIエージェント決済向けの開発ツールをローンチ
    リップル社は、XRPL上の開発者向けにAIエージェント決済用の開発ツールをローンチしたことを発表。AIエージェントは、仮想通貨領域の内外で注目を集めている技術である。
    08:10
    「純購入者の立場は変わらない」ストラテジーCEO、ビットコイン売却の狙いを説明
    ストラテジーのCEOは11日のCNBC独占インタビューで、5月末の32BTC売却について市場への機能確認・税務対策・投資家向けシグナルの3点を挙げて説明した。同社は6月1〜7日に1,550BTCを購入しており、純購入者の立場を維持している。
    07:40
    Pythが年中無休の価格指数発表、米国株・原油・金属を対象
    オラクルプロトコルのパイスが独自の24時間365日対応価格インデックス「Pyth Indices」を発表した。米国株・原油・貴金属などを対象に、コインベース、クラーケン、dYdX、ナドが初期パートナーとして採用する。
    07:20
    予測市場Myriad、チェーンリンクをワールドカップオラクルに独占採用
    予測市場プラットフォームのMyriadは、2026FIFAワールドカップの全試合市場においてChainlinkを独占オラクルインフラとして採用。試合結果の自動決済・即時払い出しを実現し、10万ドルのトレーディングコンペも実施。
    06:50
    ビットコイン供給量の5割超が含み損、底値シグナル点灯か=K33分析
    仮想通貨調査会社K33によると、ビットコイン流通供給量の50%超が含み損状態となり、過去の弱気相場底値と一致するシグナルが出現。ただし最終的な下落局面を挟む可能性もあるとしている。
    06:05
    ビットコイン売却で財務強化、フォールドが32億円の担保付き債務を完済
    ビットコイン金融サービス企業FOLDは10日、約4,500万ドル分のビットコインを売却し、2,000万ドルの担保付き債務をすべて返済したと発表した。残余2,500万ドルは成長投資に充てる方針だ。
    今から始める仮想通貨特集
    通貨データ
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧