ツイッター、ビットコイン決済システム導入に可能性

ドーシー氏、ライトニングネットワーク導入を示唆

SNSプラットフォーム大手ツイッター社のジャック・ドーシーCEOは11日、ビットコイン(BTC)のライトニング・ネットワークをツイッターなどで導入する可能性を示唆した。ドーシー氏は暗号資産(仮想通貨)、特にビットコインを高く評価しており、改めて最先端技術に前向きな姿勢を見せている。

ライトニング・ネットワークはビットコイン上で展開するセカンドレイヤーのオープンソースプロトコル。低コストで高速なマイクロペイメントを可能とする。

仮想通貨ポッドキャスト「Tales From The Crypt」を視聴している画面を投稿したドーシー氏は「Sphinx Chatは素晴らしい」とコメント。Sphinx Chatはライトニング・ネットワークを利用したウォレット兼チャットアプリだ。

また、フォロワーからの「ライトニングネットワークをBlueSkyやツイッターに導入して欲しい」というコメントに対し、「時間の問題だ」と答えた。なお、現段階では詳細は明かされていない。

BlueSkyはツイッター社が2019年に出資を表明した分散型SNSプラットフォーム。中央集権的な企業が管理する従来のSNSとは異なり、非中央集権的なSNS実装を目指す非営利団体が開発を続けている。

ドーシーは大手決済アプリ「Square」(スクエア)のCEOも兼任しており、5日にビットコインのハードウェアウォレットの開発を検討していることを明かしていた。さらに、スクエア社は同日、太陽光発電を活用したBTCマイニング施設の建設に500万ドル(約5.5億円)を投資しており、仮想通貨関連の動向が目立つ。

関連:「太陽光発電によるビットコインマイニング」のモデル事業を 米スクエアとBlockstreamが提携

ドーシー氏と仮想通貨

ツイッター社の創設者であるドーシー氏はビットコインを評価していることで知られている。

2021年1月、ホワイトハウスの襲撃騒動をSNS上で扇動したとして、当時の米トランプ大統領のツイッターなどのSNSアカウントが相次いで凍結された際には、ビットコインを「特定の人物や団体に左右されないインターネット技術」と高く評価していた。

関連:TwitterのドーシーCEO、トランプ大統領のアカウント凍結騒動に言及

5月には、ツイッターでビットコインへの投資方針に言及する中で、「ビットコインは全てのものをいい方向へ改変してくれている。そして我々もビットコインをよりよくしていくつもりだ」と語っていた。

また、最近の事例では、エルサルバドルのブケレ大統領などが出席したツイッタースペースにも参加しており、「ビットコインのマイニングは再生可能エネルギー(の利用)をインセンティブ化する」とマイニングの重要性を訴えていた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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