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「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資家の大多数が含み益

ブロックチェーン分析企業Glassnodeは1日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)市場についての週次レポートを発表した。投資家の大多数が含み益状態にあり、HODL(長期保有)が主な市場メカニズムになっていると述べている。

Glassnodeは、ビットコインの時価総額は2.1兆ドル(約301兆円)、実現時価総額(最後に取引された価格に基づいて計算された総額)は9,550億ドル(約137兆円)に達していると指摘。数兆ドル規模の資産として成熟しつつあることを示していると続けた。

イランとイスラエル間の緊張の高まりなど地政学的に不安定な時期に、市場が短期保有者のコストベースを維持できたことは建設的なシグナルだと意見する。強気派が依然として主導権を握っており、基本的なモメンタムは上昇傾向を維持する可能性があることを示唆しているとした。

出典:Glassnode

ビットコインが10万7千ドルまで回復した後、投資家の大多数が含み益となっており、その額は合計で1.2兆ドル(約172兆円)に達している。

関連:上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?

売却行動は抑制的

Glassnodeは、様々な支出指標において、HODL(保有し続ける)が市場の主要なメカニズムとなっているようだと指摘した。利益確定は減少し、活発な取引は引き続き下降傾向にあり、長期保有者が持つビットコイン供給量が過去最高値を更新しているとする。

たとえば、コインのホールド(手元に置いておく)と支出(売却や送金)のバランスを評価するための「Liveliness指標」は下降傾向であり、さらなる価格上昇があるまで売却行動が促進されない可能性があるとしている。

さらに、機関投資家の需要を示す指標となる米国の現物ビットコインETF(上場投資信託)にも注目した。ここ数週間で純流入は加速しており、7日間平均で2億9,800万ドル(約428億円)のピークに達していると指摘する。

出典:Glassnode

Glassnodeは、この持続的で大きな買い圧力は建設的なシグナルであり、機関投資家による関与の拡大を浮き彫りにしていると述べた。

関連:「ビットコイン20万ドル到達の見通しは維持」Bitwise、2025年予測を中間評価

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。

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