CoinMarketCap、仮想通貨取引の新機能をローンチ

仮想通貨のスワップ機能をローンチ

暗号資産(仮想通貨)のデータを提供するCoinMarketCapは29日、仮想通貨をスワップ(交換)できる機能をローンチしたことを発表した。

ユーザーはCoinMarketCapのウェブサイトで仮想通貨の価格等情報を確認するほか、他のプラットフォームへ移動することなく仮想通貨の交換が可能になるため、利便性が向上する。ローンチ時点では分散型取引所(DEX)のUniswap(v1とv2)を介してスワップできるようにしたという。

分散型取引所(DEX)

分散型取引所とは、ブロックチェーン上に構築される非中央集権型取引所。中央管理者を介さずに、当事者間で直接取引を行う。

▶️仮想通貨用語集

CoinMarketCapは、仮想通貨業界で人気の大手データサイト。「Similarweb」というホームページによれば、5月の月間訪問者数は2.7億を超える。昨年4月には、大手仮想通貨取引所を運営するバイナンスが買収したことでも注目を集めた。

関連バイナンス、大手仮想通貨ベンチマークCoinMarketCap買収を公式発表

今回発表されたスワップ機能は、CoinMarketCapのウェブサイトから利用できるようになっている。現時点ではイーサリアム(ETH)のブロックチェーンに対応する。

プラットフォームは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されたUniswapのv1とv2の利用が可能。ウォレットはMetaMaskやWalletConnect、Coinbase Walletなど、Uniswapが対応しているものであれば利用できると説明している。スワップは対象通貨のページから行うことが可能で、ウォレットを接続することで取引が行える仕組みだ。

出典:CoinMarketCap

Uniswapは先月ローンチされたv3を含め、利用者が非常に多いDEX。CoinPostの提携メディア「The Block」のデータを見ても、DEXの出来高のシェアは非常に高い。

関連分散型取引所Uniswap v3の出来高、v2やSushiSwapを初めて上回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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