イーサリアムクラシックのアップグレード「Magneto」、7月中にメインネット稼働か
イーサリアムクラシック、ハードフォークを実施へ
イーサリアムクラシック(ETC)の開発者チームは新たなアップグレード「Magneto」を発表、7月後半にも実装する予定であることを明かした。
アップグレードはハードフォークを伴っており、開発者らはユーザーに対し、利用しているサービスがハードフォークをサポートしているか確認するよう呼び掛けている。また、マイナーなどにはノードのソフトウェアをアップグレードするよう求めた。
今回のアップグレード「Magneto(ECIP-1103)」では、セキュリティの向上と共にネットワークのガス代を削減することなどが見込まれているという。ECIPはイーサリアムクラシック改善案のことを指す。
イーサリアムベルリンアップグレードの内容を踏襲
Magnetoは、イーサリアムのベルリンアップグレードの内容(4つのイーサリアム改善案で構成)を踏襲したものとなっている。
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6月の2日、9日にそれぞれMordor、Kottiテストネットが稼働している。また、7月21日にメインネットのローンチが予定されている。なお、これはテストネットでの実行が成功する場合のスケジュールとなっており、あくまで推定の日程となる。
イーサリアムクラシック(ETC)は2016年のTHE DAOプロジェクトでイーサリアム(ETH)が欠陥を突かれ盗まれる事件が発生したことをきっかけとして誕生した暗号資産(仮想通貨)。
イーサリアムのコミュニティはアップデートにより盗まれた事実を無かったことにする方向に進んだが、通貨の信頼が失われるとしてアップデートに一部が反対、イーサリアムクラシックが誕生した。
THE DAO
The DAOは、Distributed Autonomous Organization(自立分散型組織)であり、資金を集め体系的に投資を行うことを目指したプロジェクト。
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