Uniswap v3、流動性マイニングのコントラクトをメインネットでデプロイ
Uniswap、流動性マイニングのコントラクトをデプロイ
大手分散型取引所(DEX)のUniswapはv3の流動性マイニングコントラクトが、イーサリアムのメインネットと全てのテストネットでデプロイされたと発表した。
暗号資産(仮想通貨)プロジェクトはUniswap上にて、特定の通貨のペアで独自の流動性インセンティブを提供することが可能になると見られる。
Uniswap v3はUniswapの最新バージョンで、価格範囲を限定して流動性を提供する集中流動性の導入など、複雑かつより進化した仕組みが特徴となっている。
v3では、ローンチの時点ではガバナンストークンUNIの流動性マイニングのプログラムは予定されておらず、コミュニティの方針に委ねられていた。その後、Uniswapの創設者Hayden Adams氏は、流動性マイニングが再開されることを示唆する発言を5月末に行っている。
流動性マイニングは、DEX(分散型取引所)などで、流動性を提供するユーザー(流動性提供者)に、UNIのようなトークンを報酬として付与することを指す。
UniswapはUNIを昨年9月に発表、流動性マイニング(Liquidity Mining)と呼ばれる手法を採用し、UNIの普及を進めてきた。
通常、流動性を提供すると取引手数料の一部が分配されることで利益を得られるが、流動性マイニングはそれに加わるもう一つのインセンティブとなる。
関連:Uniswap創設者、UNIトークンの流動性マイニング再開を示唆
一つのペアで同時に複数の流動性マイニングに参加可能に
Uniswap Labsによると、v3の流動性マイニングはv2と同様で、「流動性提供者(LP)は流動性を提供することで、流動性への貢献に比例して報酬を受け取ることが出来る」とした。
一方で改善点としては、一つの(取引)ペアに対し、同時に複数の流動性マイニングプログラムに参加できるようになったという。
なお、Hayden Adams氏がツイッターでユーザーに返信したところによると、これはUNIの流動性マイニングのみに限定されたものではない。
これは原始的なもので、プロジェクトは流動性インセンティブをどのトークンのどのペアでも作成できるようになる。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します