米大手ヘッジファンドSkyBridgeなどがアルゴランドと提携 dAppsの推進で

dAppsの推進で提携

暗号資産(仮想通貨)アルゴランド(ALGO)は13日、米大手ヘッジファンドSkyBridge Capitalと会社資産の運用・管理企業NAXと提携することを発表した。

提携の目的は、アルゴランド基盤の分散型アプリ(dApps)の成長を推進することで、北米及び中東を主な採用地域として機関投資家による投資や発展の機会を共同で探索していくとしている。

今回3組織の提携によって、『UNLOX』というイニシアチブがローンチされた。UNLOXの会長は、SkyBridgeの創設者Anthony Scaramucci氏が担当。このイニシアチブはDeFiベンチャーや、資金調達、ブロックチェーン上で資産の発行を検討する企業に向けたプラットフォームで、アルゴランドのネットワークがコアインフラとなることを目的とするという。

SkyBridgeは著名投資家Anthony Scaramucci氏が率いる投資企業で、7,700億円相当の資産を運用。昨年12月よりビットコイン(BTC)に投資するファンド「SkyBridge Bitcoin Fund LP」を運用開始し、今年の7月にはイーサリアム(ETH)のファンドもローンチした。また、米国でビットコインETF(上場投資信託)の申請も行なっている。

NAXは会社資産において、新たな市場とエコシステムを創出するサービスを提供し、パートナーと資産の商業化を進める企業だ。

今回の提携の一環として、SkyBridgeは複数のアルゴランドエコシステムファンドを立ち上げる。まず一号のファンドで約280億円の調達を目標としており、これから6つの市でロードショーを行う予定があると説明した。

Algorandとは

Algorand(アルゴランド)は、チューリング賞を受賞した暗号学者の米マサチューセッツ工科大学教授シルビオ・ミカリ(Silvio Micali)らによって設計されたdAppsとDeFiプロトコル用の高速かつスケーラブルなブロックチェーン。Proof-of-Stake(Pure PoS)が採用されており、ALGOはそのネイティブ通貨だ。

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アルゴランド版のステーブルコイン拡大へ

また、別の発表で、アルゴランド上で欧州系法定通貨のステーブルコインが発行されることもわかった。

ステーブルコインの発行プロトコルe-Moneyはアルゴランドに接続し、ユーザーがユーロ(eEUR)、スイス・フラン(eCHF)、スウェーデン・クローナ(eSEK)などを発行できるようにしたという。

アルゴランドでは米ドルのステーブルコインUSDCとUSDT、カナダドルのステーブルコイン(QCAD)などもすでに運用されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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