クリスティーズ、初期のNFTコレクションをオークションへ
最古のNFTをオークションへ
老舗オークションハウスのクリスティーズ(Christie’s)は、Curioカードを含む初期に発行されたNFTのオークションを10月1日に開催する予定だ。
クリスティーズはこれまでにも、BeepleのNFTやCryptoPunks、Bored Ape Yacht ClubなどのNFTオークションを実施し、話題性の面でも成功を収めてきた。
CurioカードはCryptoPunksやCryptoKittiesよりも前の、2017年5月9日にローンチされたNFTコレクションで、NFT界の元祖と言える。
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NFTコレクションのプロジェクトの先駆けで、2017年にキャラクター1万体の無料配布が行われたことを始まりとする。キャラクターは宇宙人など様々な個性をもち希少性が異なる。
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Curioカードのコレクションは7人のアーティストが作品を提供し、それぞれのカードに異なる発行数が設定されている。現在最も数が少なく希少なのは『#26』だという。
オークションでは、カードの全種類である30枚(#1 Apples~#30 Eclipse)に加え、誤って発行された『#17b』もついてくるコンプリートセットとなっている。
想定されている落札価格は250~350ETH(87~130万ドル)とされており、入札はETHで行われる。これまでの米ドル建てオークションと異なり、クリスティーズのライブオークションが暗号資産建てで行われるのはこれが初だ。
Curioカードに加え、オークションではArt Blocks Curatedもセットでオークションにかけられる。Art BlocksはNFT発行プラットフォームで、アルゴリズムによるさまざまなアートが生み出されている。
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