BlockFi、ビットコイン先物ETFを申請
再びビットコイン先物ETFの申請
米大手暗号資産(仮想通貨)貸借サービスBlockFiがビットコイン先物ETFの申請を行っていることがわかった。
このETFは『BlockFi Bitcoin Strategy ETF』といい、米CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が提供するビットコイン(BTC)先物で運用するものだ。『米国1940年投資会社法』という法律のもとで登録するとしている。
また、このETFはアクティブ・ファンドとして運用されるという。
アクティブ・ファンド
アクティブ・ファンドとは、ファンドマネジャーなどの運用会社が独自の見通しや投資判断に基づいて、ベンチマーク以上の収益を目指すファンドだ。その逆がパッシブ・ファンド。(三井住友DSアセットマネジメント 参考)
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ビットコイン先物ETFの勝算
現在、米SEC(証券取引委員会)はビットコイン現物のETFと、先物のETFという2種類のものを審査している。
ビットコイン現物ETFを最初に申請したVanEckでは可否判断を11月14日に延期されており、最終期限となるため、現在申請中の10以上の現物ETFも最終期限までに延期され続けると予測されている。
一方、SECのゲンスラー委員長が8月に、現物運用のETFはリスクが高いと指摘した一方、「CMEで取引されているビットコイン先物に限定したETFであれば、職員による申請の審査を期待している」と発言して以来、VanEckやValkyrieを含むビットコイン現物ETFの申請を行っている資産管理会社はビットコイン先物ETFの申請にも乗り出してきている。
ゲンスラー委員長は9月29日のイベントでも、投資信託やETFは証券法や米国1940年投資会社法の管轄下にあり、投資家保護が一定の保証がされていることから、「SECのスタッフがこのようなETFの審査を行うことを楽しみにしている」と評している。
上述BlockFiのETFもまた、米国1940年投資会社法に準拠するとしていることから、この法律に準じた先物ETFが承認される可能性は現物ETFより高いと、ブルームバーグのETFシニアアナリストEric Balchunas氏は見ている。
最初に、SECによる最初の判断を受けるのは、ProSharesのビットコインの先物ETFで、「10月18日」前後に発表される予定だと試算されている。
以下がそれぞれのビットコイン先物ETFの最初判断の予定日となる。
- ProShares:10/18
- Invesco:10/19
- Valkyrie:10/25
- VanEck:10/25
- Galaxy:11/1
- Advisorshares:11/3
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