EOS:6/3午前よりメインネットへ移行|新トークンの移し方や投資家が知るべき情報
- EOSの致命的なバグが指摘されたが修正される
- 中国のサイバーセキュリティ企業が先日公開したブログ記事で、EOSの致命的なバグが指摘されました。それによると、ハッカーが悪意のあるコードを実行するスマートコントラクトをアップロードすることで、EOSネットワークのノードを支配することができる可能性がありましたが、修正された模様です。
- EOSは6月2日(日本時間6/3午前)メインネットローンチ
- EOSはメインネットローンチを6月2日(日本時間6/3午前)に控えています。EOSの開発リーダーはTwitter上で懸賞金をかけてバグ発見の協力を呼びかけています。
EOS(イーオス)の開発チームは、先日Qihoo360という中国のサイバーセキュリティ企業により発見された、いわゆる「大規模な脆弱性」がメインネットの開始を遅らせる懸念を一掃しました。
EOSは以下のようにツイートしています。
メディアが報道したソフトウェアの脆弱性により、EOSIO V1プラットフォームのリリースが延期される可能性はまったくの事実無根です。
我々はすでにほとんどの問題を直し終わり、残りの作業に務めています。
EOSIO V1は予定通り6月2日(日本時間6/3午前)にリリースします。
EOSで致命的なバグが指摘されたが修正される
Qihoo360のブログによると、ハッカーがEOSIOシステムにある脆弱性を利用し、悪意のあるコードを実行するスマートコントラクトをアップロードすることで、セキュリティに穴を開け、ネットワークのノードを支配してしまう可能性があるそうです。
これによって、ハッカーはEOSベースで開発されている通貨をコントロールしたり、他の通貨のマイニングをすることも可能だったそうです。
なお、このバグは修正された模様です。
バグに対するEOSの対応
この問題を解決すべく、EOSの開発リーダーであるDaniel Larimer氏(以下、Larimer氏)は、5月30日に急遽自身のツイッター上で、バグが一つ見つかるごとに1万ドルを贈呈すると表明しました。
しかし、この解決策について、ライトコインの創業者であるCharlie Lee氏はLarimer氏を次のような風刺で非難しました。
40億ドルも調達したのに、たったの1万ドルの賞金でそんな壊滅的なバグを見つけてもらうなんて。
しかもメインネット開始直前の2日前だぞ!納得いかないな。
EOSには他にもいくつかの問題がある。
過去最大のERC20トークンのメインネットローンチになるから、エキサイティングな日になるに違いない!
注目すべきなのは、EOSはトロンのように、イーサリアムの強敵になると言われていることです。
また、EOSプロジェクトはICO史上最長の期間(一年間)で、最も金額の高い40億ドル(約4400億円)もの資金調達を成し遂げました。
EOSのICOは6月1日に終わりました。
EOSトークンの移し方
EOSトークンをICO以外で購入したり、違うイーサリアムアドレスに移した場合、6月2日までにトークンの残高をEOSの公式ICOサイトにて登録すれば、メインネット上で使えるようになります。
もしくは、EOSを扱っている取引所に送り、新たなEOSに変えてもらえます。
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