東証一部上場ネクソン子会社、BTC・ETH・DOGEなど仮想通貨決済に対応

ネクソン子会社、仮想通貨決済に対応

東証1部上場企業で、オンラインゲーム制作企業の株式会社ネクソンは15日、同社連結子会社が暗号資産(仮想通貨)によるゲーム内アイテムの購入に対応することを発表した。

ネクソン提供のゲーム内で仮想通貨決済

ネクソンの連結子会社Nexon America Incは、ネクソンが提供する『メイプルストーリー』『カートライダー』『V4』など多数のゲームタイトルで、従来の米ドルなどに加えて仮想通貨決済に対応する。対象の仮想通貨は以下の通り。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ドージコイン(DOGE)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ラップド・ビットコイン(WBTC)
  • バイナンスUSD(BUSD)
  • ダイ(Dai)
  • ジェミニドル(GUSD)
  • ライトコイン(LTC)
  • パクソス・スタンダード(USDP)
  • USDコイン(USDC)など

仮想通貨決済における取引は、米国大手仮想通貨サービスプロバイダーBitPayにより管理される。また、プレイヤーは米ドルや仮想通貨などの複数の支払い方法から選択し、Nexon Americaが設定した価格でアイテムを購入する。

今回の発表に際しネクソンは、同社がビットコインを保有していることとは関係ないことを明記している。

尚、暗号資産決済の対応については株式会社ネクソンが保有するビットコインとは関係ありません。

ビットコインは、当社における複数通貨の一つとして、また現金の価値低下のリスクヘッジとして保有しています。そのため、当社はこの取組みに付随して暗号資産を追加で取得又は保有する予定はありません。

ネクソンは今年4月、1億ドル(110億円)相当のビットコインを購入したことを発表。テスラやマイクロストラテジー、ブロック(旧:スクエア)など米上場企業を中心とした大企業が米ドルのインフレヘッジを見据えた代替資産としてビットコイン保有に乗り出す中、国内上場企業として初めてバランスシートにビットコインを組み入れた事例となった。

関連:ネクソン、110億円相当のビットコインを購入 国内初の事例

その後、7月に2021年12月期第2四半期の個別決算において、約45億円の仮想通貨評価損を営業外費用として計上することを発表し、「当社が保有する暗号資産に関して、第2四半期末の市場価格に応じて評価替えを行ったことにより発生した」と説明していた。

関連:ネクソン、ビットコイン購入で約45億円の評価損を計上

ネクソンは、オンラインゲームの開発、配信を手掛ける企業で、2011年12月に東京証券取引所第一部に上場している。『メイプルストーリー』『カートライダー』『アラド戦記』といった人気シリーズ作をリリースしており、グローバルにも展開している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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