米マイクロストラテジー、保有ビットコインの運用を検討
ビットコイン運用利回りの戦略を検討
米上場企業として最多の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を保有するマイクロストラテジー社は、ビットコインの利回り(イールド)の戦略を検討している。
内容は、同社のMichael Saylor CEOが16日に開催された投資家向けのバーチャルカンファレンスで話したもので、「我が社は現在、122,478BTCのビットコインを保有している。イールドを得るために、一部のビットコインを信頼できるサードパーティサービスに貸し出すことは可能だ」と意見を述べた。
また、ビットコインをもって大手テック企業や銀行と提携することや、ビットコインによる長期有利子負債といった選択肢もあると提案した。
マイクロストラテジー社が現在保有している122,478BTCは6,440億円に相当。12月10日に94億円相当の資金で1,434BTCを買い増ししたばかりだった。
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これまでビットコインを継続的に購入するための資金を確保するために、転換社債やシニア債、株式の追加発行などで合計2,200億円以上調達してきた。一部の有識者はマイクロストラテジーが投資家への利息支払いの方法を検討する必要があると指摘した。
なお、Saylor CEOは現時点ではどの戦略を取るかは正式に決まっておらず、前向きに検討していると説明した。
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