Crypto.com、米スーパーボウルのCM枠を購入=報道
スーパーボウル広告枠を獲得
暗号資産(仮想通貨)取引所や決済サービスなどを運営するCrypto.com(クリプトドットコム)は22日、米国の一大スポーツイベント「スーパーボウル」のCM枠を購入したことがわかった。大手メディアのウォール・ストリートジャーナルが報道した。
スーパーボウルは毎年2月上旬に開催される米NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の王座決定戦。国民的行事として米国で毎年多くの注目を集める。
また、一般的に最も高い観戦視聴率を記録しやすいため、同イベント中の広告枠が高値で、流されるCMが事前に公開される傾向がある。
広告枠を提供するComcast社傘下のNBCUniversal社によれば、2021年は最低550万ドル(6.2億円)で販売していた30秒枠は、2022年度は最低価格が650万ドル(7.4億円)まで引き伸ばされたという。
Crypto.comの動向
Crypto.comは今週22日にも米ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグの女子プロチーム「エンジェル・シティFC(ACFC)」のスポンサーになることを表明したばかり。
また、10月末には著名俳優のマット・デイモン氏を起用したCMを公開するなど、存在感を強めている。
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大手仮想通貨取引所のFTXも10月末にスーパーボウルの広告枠を購入していた。Crypto.comがレイカーズなどの本拠地である旧:ステープルズセンターの命名権を獲得する前には、FTXがマイアミ・ヒートの本拠地命名権を獲得しており、仮想通貨の認知度向上に向け両ブランドの競合が続く。
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