イタリア大手銀、ビットコイン取引提供へ=報道
大手銀、ビットコイン取引を開始か
イタリアの大手プライベートバンクBanca Generali(バンカ・ゼネラリ)は今年から銀行口座内から暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の取引を提供することがわかった。資産運用メディアWeWealthが報じた。
バンカ・ゼネラリはイタリアの大手銀行。富裕層向けにサービスを展開しており、資産運用残高(AUM)は約10兆円(821億ユーロ)にのぼる(21年9月末時点)。
仮想通貨ウォレット企業Conioのプラットフォームを同社のモバイル・アプリと統合することで、顧客の銀行口座から直接ビットコインの売買が可能になるという。
バンカ・ゼネラリのRiccardo Renna COOはConioとのプラットフォーム統合について、以下のようにコメントした。
2022年初頭には統合を完了させる予定だ。完了次第、我々の顧客は、アプローチを誤ると危険にあり得る資産クラスを「安全に」運用できるようになる。
Conioは米国に拠点を置く仮想通貨ウォレット企業。カストディ事業も展開しており、2020年12月にはバンカ・ゼネラリが同社との企業提携という形で株式取得を表明。当時から仮想通貨領域のサービスをバンカ・ゼネラリのプラットフォームでも提供する方向で進んでいた。
また、2020年時点ではバンカ・ゼネラリのGian Maria Mossa CEOは以下のように述べていた。
今回の提携は、技術面でも経営面でも重要な動きとなる。我々は、金融市場の将来的な構造は、多くの分野での革新を可能にし続けるブロックチェーン技術によって影響を受けると予測している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します