Airbnb、利用者が最も望むサービスは仮想通貨決済の導入

仮想通貨決済の需要

大手宿泊サービス企業Airbnb(エアビーアンドビー)のBrian Chesky最高経営責任者(CEO)は5日、同社のサービスの利用者は、暗号資産(仮想通貨)決済の導入を最も望んでいるというアンケート結果を発表した。

3日にツイッターで「2022年にAirbnbがどんなサービスでもローンチできるとしたら何を望むか」というアンケートを実施。このアンケートに4,000件の回答があり、仮想通貨決済の導入が1位だったという。以下がトップ6の結果だが、Chesky氏は「この中の大部分のことにはすでに取り組んでいる」とした。

Airbnbは空間や体験を提供するホストと旅行者をつなぐサービスを提供している企業。公式ウェブサイトによれば現在、ほとんどの国・地域で利用可能な支払い方法は以下の4種類だ。

  • Visa、MasterCard、Amex、JCBおよびクレジットカードとして処理可能なデビットカード
  • Apple Pay
  • Google Pay
  • PayPal

Chesky氏は上記ツイートのコメント欄で、同社は2013年以降3,360億ドル(約39兆円)の支払いを処理してきたと説明。さらに「仮想通貨決済という回答には、様々なトークンの提案があった」ともコメントしている。

Airbnbと仮想通貨

Airbnbは、2016年に仮想通貨の投げ銭サービスを提供していたChangeTip(その後に事業終了)のチームを雇用した後も、ビットコイン決済を受け付ける予定はないとし、以前は仮想通貨決済の導入に否定的な姿勢を見せていた。

その後、2019年11月には米決済サービス企業「Fold」が提供するアプリを介することで、Airbnbでビットコインによる決済・還元が可能になったことが分かっている。

2020年には米証券取引委員会(SEC)に提出したIPO(新規株式公開)の目論見書の中で、仮想通貨とブロックチェーンに言及。Airbnbの成功は新しい技術に適応できるかにもかかっているとし、対象の技術に仮想通貨とブロックチェーンも挙げていた。

関連AirbnbがIPOの目論見書で仮想通貨とブロックチェーンに言及

IPOとは

「Initial Public Offering」の略で、証券市場に上場し、株式の発行をもって資金を調達すること。

▶️仮想通貨用語集

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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