サクラエクスチェンジビットコイン、対面での仮想通貨口座開設を受付

国内初、仮想通貨口座開設で「対面本人確認」

暗号資産(仮想通貨)取次所を提供する株式会社サクラエクスチェンジビットコイン(以下、SEBC:旧Xtheta)は14日、実店舗で仮想通貨口座開設の申し込みができる「対面本人確認」を15日より開始すると発表した。

SEBCは、2021年6月にオンラインで仮想通貨に関する相談ができるサービス「ビットコインの相談窓口」を提供開始。同年8月より、同サービスにおいて対面で相談できるようにするために渋谷道玄坂に実店舗をオープンした。

出典:サクラエクスチェンジビットコイン

実施の背景

仮想通貨取引所で口座開設をする場合、本人確認審査にはWEB上での登録内容に加え、登録した住所にて転送不要郵便を受け取ることで完結する場合が多い。同社は、対面での本人確認の実施により、「転送不要郵便の受け取りが不要となり、口座開設までの時間を大幅に短縮することができる」と説明。

また、「ビットコインの相談窓口」にて仮想通貨投資に興味はあるものの、どのようにしたらよいかわからない人や仮想通貨に関するネガティブなニュースを見聞きして漠然とした不安を抱く人の相談が多かったことを明かした。その上で「個別相談にてお客様のお悩みへ真摯に向き合い、対面本人確認により暗号資産投資への第一歩を一緒に踏み出す」とし、今回の対面本人確認の実施が仮想通貨市場が抱える問題に対する一つの解決策となり得るとの考えを示している。

対面本人確認を希望する人は、「ビットコインの相談窓口」渋谷道玄坂店に訪問し、運転免許証・日本国発行のパスポートなど顔写真付き本人確認書類と各種健康保険証・官公庁から発行・発給された「氏名」「現住所」「生年月日」の記載がある書類など顔写真のない本人確認書類からそれぞれ1種類を提示する必要がある。

サクラエクスチェンジビットコインとは

SEBCは、仮想通貨の取次サービスや積み立てサービスなどを提供する業者。仮想通貨取引所とは異なり、仮想通貨取引を行いたいユーザーと仮想通貨取引所の仲介を行う業者で、仮想通貨の購入や売却、保管、複数の取引所の価格や流通量などを比較検討して条件の良い取引所を選定し取次いでいる。

2020年2月より「Xtheta(シータ)」という名称でローンチされた同サービスであるが、2021年3月にサクラエクスチェンジビットコインへと名称変更した。

関連:日本初の仮想通貨取次所が本サービス開始へ=株式会社Xtheta

取次サービスで取り扱っている銘柄は以下の通り。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • XRP(リップル)
  • ライトコイン(LTC)
  • モナコイン(MONA)
  • ネム(XEM)
  • シンボル(XYM)
  • エイダ(ADA)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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