ロシア人の仮想通貨保有は23兆円規模か=露政府の予測

総時価総額の11%を占めるか

ロシア人による暗号資産(仮想通貨)の保有額は約23兆円規模に上る可能性が浮上した。ブルームバーグが報じた。

この全体保有額は、仮想通貨の総時価総額(214兆円)の11%を占める規模になる。

試算をしたのはロシア政府で、仮想通貨の規制案を作成するために実施したという。

今回の概算について、ロシア政府職員は2021年12月末までを範囲として主要取引所のユーザーIPアドレスおよびその他のデータを踏まえて分析したものだと説明。匿名ツールやDeFiを利用するユーザーも多くいるため、23兆円の規模は比較的に低い可能性があるとも指摘した。

一方、ロシア下院のAnatoly Aksakov議員は昨年の12月に、約7.5兆円との見積もりを発表していた。

ロシア政府は先週、プーチン大統領の意思表明を受けて仮想通貨を禁止するのではなく規制を整備する方針を固めて仮想通貨の規制に関する計画表を作成したことが報じられた。主に本人確認の実施や取引所のマネーロンダリング対策及びテロ資金供与対策などの事項が盛り込まれているという。

関連ロシア、仮想通貨規制のロードマップを作成

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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